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東京パラリンピックへ 障害者支援 新ビジネス

2016-09-14 07:15:00 | 経済フロントライン

9月3日 経済フロントライン


車いすバスケットボール 日本代表 藤本怜央選手。
競技生活に専念している
数少ない障がい者アスリートである。
藤本さんは静岡県にあるアルミ加工メーカーに所属している。
しかし現在 通常の業務にはついていない。
それでも会社は“長い目で見ればプラスになる”と考え
障がい者アスリートを採用している。
(SUS 人事チームマネージャー 横澤俊司さん)
「競技生活が終わった後も
 社員として残って一緒に働いてもらう条件の雇用。
 今まで彼らが培ってきたものを
 将来的に社員のフィードバックしてくれる。
 すごく楽しみ。」
企業と藤本さんとの橋渡しをしたのは
障害者アスリートの就職支援会社である。
選手の就職が決まったら企業から紹介料を得るというビジネス。
去年は30人の就職が実現した。
(就職支援会社 つなひろワールド 社長 竹内圭さん)
「一過性のブームではなく
 障害者アスリートと企業がしっかりと環境関係性をつくれるというのが
 しっかりと永続的に続く環境というのを願っている。」
(車いすバスケットボール 日本代表 藤本怜央選手)
「企業が支えてくれるおかげで専念できる。
 今の雇用形態が間違いなくリオパラリンピックの結果につながる。
 2020年の日本の活躍につながる。」
東京パラリンピックを目指して
バリアフリー化のシステム開発を進める企業もある。
「本館入り口からシアターまで行きたい。」
2回のシアタースペースまでご案内しますか?
建物の中で視覚障碍者を案内する音声ナビゲーションシステム
その実証実験を行っているのは大手建設会社 清水建設。
建物の中はGPSだけではとらえきれない複雑な構造が多く
視覚に障害がある人が歩くのは難しい。
さまざまな場所に取りつけられた通信機器。
ここから発信する電波で歩行車の位置を把握し
屋内の立体的な地図データと重ね合わせて案内する。
あと6メートル
 続いて階段を使って上の階に行きます
 そろそろです
2年後の実用化を目指して実験を重ね
改良点を洗いだしている。
「階段は直線
 全部で34段です
 2階のフロアーはカーペットです」
(加藤満裕美あん)
「健常者のように
 “今日はここに行ってみたいな”と思った時に
 ぶらりと1人で行けるなんて素敵だと思う。」
(清水建設技術研究所 上席研究員 貞清一浩さん)
「大規模なショッピングセンター
 病院の案内や呼び出しのサービスに適用できる。
 市場規模としては無限にある。」



 

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