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“古くて新しい”ミードの魅力

2016-09-26 07:15:00 | 報道/ニュース

9月10日 キャッチ!


ニューチーク ブルックリンの一角にあるこだわりの酒屋。
店には小さなメーカーが丁寧に作ったお酒が並んでいる。
そのなかで最近品ぞろえを増やしているのが
ハチミツで作ったお酒 ミードmead
店のオーナーのおすすめは野の花から採ったハチミツで作ったミードである。
「野の花の甘い香りがする。
 その甘みはすっと消えていく。
 とても甘口ですね。」
この数年 ミードの売り上げは年々40%伸びている。
作り手の数も4倍に増え
メディアも頻繁に取り上げるようになった。
8月 ニューヨークで初めてミード・バーもオープンした。
店には毎晩新しもの好きのニューヨーカーが押しかけている。
店を起ち上げたラファエル・ライオンさんは
ミードブームの仕掛け人の1人である。
(ラファエル・ライオンさん)
「世界最高のミードを提供したい。
 ミードはハーブや果物と相性がいいから
 いろんな楽しみ方ができるんだ。」
この店で出すミードはすべてラファエルさんの手づくりである。
甘口から辛口までさまざまなタイプをそろえた。
シャンパンスタイルの発泡性ミードも人気がある。
こうしたミードはラファエルさんは市内から車で2時間ほどの農場で作っている。
作り方はワインとほぼ同じ。
熟成期間は3か月~半年である。
原料のハチミツは近所の農家が生産するローカルのものを使っている。
古代エジプトでも飲まれていたミード。
9千年の歴史を持つといわれている。
中世の絵画にもミードが描かれている。
ところがブドウなどに比べ原料が高価だったため
その後大量に流通することはなかった。
そんなミードが脚光を浴びるようになったのは
ラファエルさん独自の工夫があった。
農場に自生する草花でミードに香りをつけることにしたのである。
他の酒には無い独特な味わいに仕上げた。
(ラファエル・ライオンさん)
「このミードは夏の終わりを記録したもの。
 美味しくでき上がればまた来年も挑戦する。
 そのときはもっとたくさん作るよ。」
ラファエルさんは自らが起ち上げたバーで新鮮なミードを味わってもらうことにした。
店の評判は口コミで広がっている。
(客)
「ミード作りには物語があって素敵ね。
 野草探しもとても興味深いわ。」
「とてもおいしいね!
 お酒の楽しみ方が広がったよ。」


 

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