9月10日 経済フロントライン
徳島県小松島市。
ここにはITで幅広い顧客のニーズに対応している工場がある。
マンション用のドアを主に製造するメーカー。
年間10万種類もの製品を260人の従業員で生産している。
最大の特徴はオーダーメイドのドアを安い価格で作ることである。
工場の頭脳はサーバー。
人間に代わって生産計画を立てていく。
全国から寄せられるドアの注文。
コンピューターが図面を読み込み
最も効率的な工程と作業時間をはじき出す。
PT=ピッチタイムと呼ばれる数値は
1つの工程を1,7分で行うことを表している。
従業員が1,7分で組み立てを終えれば
製造ラインがスムーズに流れる仕組みである。
コンピューターは各工程のピッチタイムを足し合わせ
ラインごとに最適な作業の割り振りを行う。
ラインの能力をフルに発揮することができ
製造コストを大幅に下げることで成功した。
以前 この会社は限られた種類のドアを大量生産していた。
今はオーダーメイドのドアを量産品並みの価格で生産。
きめ細かい顧客のニーズに応えることができるようになった。
(二ホンフラッシュ 社長 高橋栄二さん)
「大手の装置産業に負けないくらいの仕組みはできている。
同じサービス
同じ売り方をすれば大手に絶対負ける。
システムの威力だと思う。」