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中国で急拡大 越境EC ②越境ECで地方企業にもチャンス

2016-12-02 07:15:00 | 経済フロントライン

11月12日 経済フロントライン


奈良市にある日本抗菌総合研究所は洗剤などを製造するメーカーである。
今年7月 中国向けの越境ECに参入した。
主力商品はホタテの殻を原料にした洗剤。
衣服だけでなく洗濯槽の抗菌もできるという。
化学薬品を使っていないことが中国人の人気を集め
会社の売り上げは約4割増えた。
(日本抗菌総合研究所 社長 富士野彰宏さん)
「正直 驚きでした。
 越境ECが魔法のように感じています。」
この商品をネット通販で扱う中国企業 ボウロウミイ。
去年4月に日本支社を開設した。
知名度が低い地方企業などの商品を積極的に発掘している。
(ボウロウミイ 執行役員 三浦浩之さん)
「他社は本当に日本で人気のある商品か
 中国で実績のある“爆買い”商品しか売られていない。
 我々は明確に差別化していきたい。」
無名の商品をどう中国に売り込んでいくのか。
お金をかけずに大きな効果を生むPR方法があるのである。
スマホを使った中国人向けの動画中継である。
企業の担当者と一緒に商品の効能や使い方などをわかりやすく伝える
いわば“スマホ版”テレビショッピングである。
視聴者からの質問を受け付ける。
中継している間に“他の洗剤と一緒に混ぜて使っても大丈夫か”という質問が。
「普通の洗剤を混ぜて使っても大丈夫ですが
 これだけでも汚れは落ちます。」
この中継を中国で見ていた人は2,000人以上だった。
資金力の乏しい地方の中小企業にとっても
こうしたサービスがあれば
巨大市場への足がかりを作ることができる。
(日本抗菌総合研究所 社長 富士野彰宏さん)
「こういう機会があると
 画面を通じて多くの方に発信できる。
 すごくありがたく思う。」
(ボウロウミイ  執行役員 三浦浩之さん)
「いまが日本のメーカー
 特に中小の会社が世界に打って出るいい時期。」




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