日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

「和食の日」 中国 インドネシア

2016-12-18 17:15:45 | 報道/ニュース

11月24日 国際報道2016 


11月24には「和食の日」。
語呂合わせで“いい日本食”と読めることにちなんで2014年に制定された。
世界的にも人気が高まっている和食だが
この日本の味をもっと親しんでもらおうという動きが広まっている。

中国広東省広州で今年7月にオープンした日本料理店。
看板料理は中国では珍しい「手打ちそば」だが
値段が高いことや知名度不足で中国人は客全体の2割にとどまっていたという。
そこで「そば」だけではなく中国人が大好きな刺身も楽しめるお得なセットメニューも考案。
9月から高所得者向けのスマートフォンアプリで宣伝する作戦に出た。
すると中国人客は5倍以上に増加。
今では客全体の8割を占めるまでになった。
(日本料理店店員 )
「アプリで店を決める人が増えている。
 そばの味を広めるため積極的に宣伝したい。」
味に満足した客は中国版のLINE微信(ウェイシン)に写真を投稿。
評判はネットでさらに広まるようになった。
(客)
「ここの手打ちそばは弾力があり美味しかった。」
(日本料理店 料理長 井上英樹さん)
「ネットがなかったら正直中国のお客さんは今ほど来てないと思う。
 日本に行けなくても中国で本物の日本料理を食べられる店にしたい。」
中国で8億人とも言われるスマートフォンの利用者にいかに訴えるか。
日本の味を広げるカギになっている。

東南アジアのインドネシア。
朝食におかゆを食べる人が多い。
コメが主食の国である。
こんなインドネシアに日本のパンを売り込もうと
日本のパンメーカーが2年前から進出している。
甘いものが大好きという国民性を狙い
菓子パンを主力商品にコンビニなどで1日5万個を販売している。
(客)
「日本のパンは柔らかくておいしい。
 甘党なので中身が多いのがうれしいです。」
それでもまだまだ購買層が限られているインドネシア。
会社が新たな消費者として注目しているのが日系企業の工場で働く人たちである。
工場の食堂にパンを置くことで知名度を上げ
家庭でも使用してもらおうと考えている。
(ヤマザキインドネシア 齋藤一郎社長)
「お客様の方も生活様式が変わってきているので
 パンの需要はいろいろなところで広がっています。
 そこにぜひ切り込んでいきたいと思う。」
人口2億5,000万の巨大市場に日本のパンを広げる取り組み。
現地の好みに適応しながら着実に歩みを進めている。



コメント