日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

小学校受験最前線

2016-12-24 07:15:00 | 報道/ニュース

11月30日 おはよう日本


11月 首都圏の小学校受験のシーズンがスタートした。
受験情報を提供する会社の推計では
東京 神奈川 埼玉 千葉の受験生は約7万人。
私立小学校の数も増加している。
平成13年以降 全国で58校増え
その数は1,3倍になった。
3年前には横浜に慶應義塾の初等部が開校。
早稲田実業学校初等部 日本大学 同志社 立命館など
有名大学の小学校が次々に設立されている。
少子化のなか早くから児童を確保したいという大学の戦略があるとみられる。
首都圏15か所に幼児教育を展開する塾では
この10年で受講生が1,4倍に増えた。
その内かつては少なかった共働きの家庭が4割を占めているという。
塾では
少子化もあり
費用をかけてでも中学・高校・大学に進学できる私立に魅力を感じる親も増えているという。
(ジャック幼児教育研究所 大岡史直理事)
「兄弟が2~3人いればみんなを私学に入れるというのは難しくても
 1人だったら“この子に”という考え方の親も増えてきている。」
大学の講師をしている北田真理さん(45)はa

共働きで一人娘を育てている。
娘は今年4年制大学の系列小学校を受験した。
北田さんは
小学校受験を選択した理由の1つは
きびしい中学や高校、大学受験に時間を費やす必要がないからである。
(北田真理さん)
「音楽をやりたい
 ダンスをやりたい
 いろんなことをやりたい思いの中で
 受験をすればそれを中断するということになってしまう。
 それは非常にもったいないことだなと。」
さらにもう1つ
仕事を続けながら大学まで何度も子どもの受験を乗り越えるのは大変だと感じたからである。
(北田真理さん)
「進路を考えていってあげる時間が自分にどれだけ持てるのかと思うと
 ここで安定した学校に入ってもらって
 1度で済ませたいという思いがある。」
こうした働く母親のニーズに応えようと私立小学校でも新たな動きがある。
学校内に設置された学童保育。
帝京大学小学校では去年 設置した。
子どもを預かるだけではない。
ベテラン講師を呼んでピアノの個人レッスン。
さらに英語教室まで。
有料だが他にも水泳や体操など様々な習い事ができる。
(帝京大学小学校 星野昌治校長)
「費用対効果ではないが
 お金をかけただけそれなりの教育をしてくれるというのが
 一番の私学の魅力 価値になってくるのではないでしょうか。」
こうした状況に専門家は
長い目で子どもの教育環境を考えたうえで小学校受験を選択すべきだと指摘する。
(リクルート進学総研 小林浩所長)
「私立学校に行くということは
 そのご家庭が教育方針を持っていれば
 その理念にあった学校に行くというのは非常にいいことだと思う。
 ただ同じ環境の中で同質性の中で大学まで一貫していくというのは
 ほかの社会から隔離された状況というのも考えられるので
 家族でいろいろ一緒に考えながら選んでいくといいのではないか。」



コメント