8月18日 おはよう日本
8月5日
名古屋城で開かれた盆踊り。
伝統的な曲に続いて流れたのは
荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」。
みなさん振り付けは完璧。
この「ダンシング・ヒーロー」
大坂にある高校のダンス部がバブル時代に流行ったメイクや衣装で踊る姿が
去年インターネットの動画投稿サイトで話題に。
30年前の大ヒット曲が再び注目を集めたが
名古屋やその周辺では盆踊りの定番なのである。
「みんなやるもんね 若い子は。」
「大昔からやっとるもんね。」
「ダンシング・ヒーローは今年4回目。」
「血が騒ぐっていうの?」
「去年もダンシング・ヒーローが踊れたので
気分もワーッと高揚しながら踊れるので
大好きです。」
なぜこの曲が盆踊りで踊られるようになったのか。
その答えを知る人は
およそ2千人のお弟子さんを持つ日本民謡研究会の会長 可知豊親さん。
(日本民謡研究会 可知豊親会長)
「私の母の二代目 島田豊年が振り付けをした。
昭和60年ごろに荻野目洋子さんのダンシング・ヒーローがヒットして
母が聞いて『調子のいい曲ね』と気楽に振りを付けたんです。」
今から30年余前に可知さんのお母さんが生み出したのである。
動きは大きく4つ。
① 体の前で手拍子
② 右・左で手のひらを回す
③ 右回りに1回転したあとリズムをとる
④ 前進して手を高くあげる
すぐに覚えられるこだわりの振り付けが今の人気につながっている。
踊りやすさから人気は愛知県のみならず岐阜県にまで。
8月4日 岐阜 美濃加茂おん祭り。
4千人もの人が集まる盆踊り大会。
ダンシング・ヒーローがかかるやいなや大興奮。
パーティー会場のような盛り上がりになった。
2時間の盆踊り大会でダンシング・ヒーローは5回も流れていた。
(参加者)
「ぜんぶ好き!」
「ダンシング・ヒーローしかないですね。
最高です!」
(盆おどり舞童代表)
「ダンシング・ヒーローを取り入れたのは20年くらい前で
先代がとなり町から『楽しい踊りだ』と取り入れた。
小学生にも教えたりしているので
そういう積み重ねがこういう結果になったと思う。」
7月29日 愛知県一宮 一宮七夕まつり。
荻野目洋子さんが登場!
この盛り上がりはご本人も引き寄せてしまった。
荻野目さんご本人も地元のみなさんも大盛り上がり。
(荻野目洋子さん)
「盆踊りを初めて知ったのは2001年くらい。
東海地区で踊ってくださっているということを。
長年ダンシング・ヒーローを盆踊りで使ってくださって
みなさんの夏の思い出として体にしみこんでいると聞いたので
世代を超えてずっと続いていったらこんなうれしいことはないです。
これからも街全体が元気になってくださるなら
いいなと思いますね。」
夏を熱く盛り上げる「ダンシング・ヒーロー」。
みなさんも踊ってみませんか。