日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

御巣鷹の風車

2015-08-14 07:15:00 | 編集手帳

8月12日 編集手帳

 

木々の緑と山肌の色に覆われた御巣鷹の尾根に、
朱や橙(だいだい)や黄色が浮かぶ。
風車(かざぐるま)である。
登山道の手すりや沢の小さな橋の上に90本ほど並んでいる。
そっと息を吹きかけると、
小さく羽根が回った。

この尾根に日航ジャンボ機が墜落し、
520人が犠牲になった。
きょうで30年になる。

事故の風化を憂え、
空の安全を訴えてきた遺族が尾根に風車を飾ったのは、
25年の節目だった。
当時の記事から引く。
〈活動を心がけながらも、
 悲しみや苦難のため時に止まってしまう。
 それでもまた動く。
 風車を自分たちに重ねた〉。
思いを尾根の管理人らが受け止 めて、
今も風車を飾る。

悲嘆、哀惜、絶望…寄せては返す感情と向き合いながらの呼びかけは多くの心に届いている。
〈しっかり勉強して、
 安全第一を考えられる航空整備士になりたい〉。
尾根の休息所に置かれたノートに、
若者らしき来訪者の書き込みがあった。

それでも事故やトラブルは絶えない。
空も陸も。
立ち止まった遺族には無力な存在であっても、
安全に責任を持つべき者が歩みを止めた時、
息を吹きかけることはできる。
そんな役目を新聞は果たしたい。

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お盆

2015-08-13 16:55:58 | 編集手帳

8月10日 編集手帳

 

壮年のシナリオライターは、
12歳の時に死別した両親と出会い、
心安 らぐ日々を過ごす。

やがて別れの時が来て、
息子は自分は良い夫でも父でもなく、
ろくな仕事もしてこなかった、
と打ち明ける。
だが、
両親は優しく声をかけた。
「あんたをね 
 自慢に思ってるよ」
「そうとも。
 自分をいじめることはねえ。
 手前で手前を大事にしなくて、
 誰が大事にするもんか」。
山田太一氏の小説 『異人たちとの夏』(新潮文庫)は、あの世の両親に、
子どもが生きる力をもらう物語である。

全国の多くの地域でお盆を迎える。
お墓参りをして、
ご先祖様に近況や悩み事などを報告し、
自分自身を見つめ直す人も少なくないだろう。

戦後70年の節目のこの夏は、
平和のありがたさをかみしめ、
豊かな日本を築き上げた先人たちに感謝する機会ともしたい。

米国の作家ウィリアム・ケント・クルーガー氏の小説『ありふれた祈り』(ハヤカワ・ミステリ)に、
生きている我々と死者に関する言葉がある。
〈違いはひと息分もない。
 最後の息を吐けばまた一緒になれる〉。
折に触れて、
自らの死生観と向き合う。
そういう季節である。

 

 

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戦後世代への伝承

2015-08-12 07:15:00 | 編集手帳

8月9日 編集手帳

 

顔に傷を負い、
頭に包帯を巻いた母親と小さな男の子が、
炊き出しの握り飯を手に茫然(ぼうぜん)と立つ。
2人がいるのは長崎の爆心地近くである。
原爆をテーマに開催中の写真展で、
よく知られる一枚を見た。

写真家の山端(やまはた)庸介が軍の報道部員として長崎に入ったのは、
原爆投下の翌日だった。
そこに握り飯を持つ親子はいた。
がれきに横たわる幼児の焼死体もあった。
駅のホームで一 緒に焼け死んだ親子もいた。
投下前日の長崎を描いた小説に井上光晴の『明日』がある。
終章で夜が明け、
男児が誕生する。
母になった女性がいう。
〈私の子供は今日から生きる。
 産着の袖口から覗(のぞ)く握 り拳がそう告げている〉。
書かれていない次章に山端が撮った世界を当てはめると切ない。

現実の長崎で握り飯を持っていた母親は24年前に亡くなった。
「み じめで見たくない」と、
写真には複雑な思いがあったという。

あれから70年。
いま実体験を語れる人の多くは子供の時に被爆している。
大人と子供では記憶の残り方も微妙に違ったことだろう。
体験を戦後世代が正確に伝承するのは難しい。
それでも途絶のゆるされない作業である。



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戦後70年 日の丸を遺族の元に

2015-08-11 07:15:00 | 報道/ニュース

8月8日 おはよう日本


太平洋戦争中 出征する兵士が戦地に持って行った寄せ書きの書かれた日の丸。
激しい戦闘の末
アメリカをはじめとした連合国の兵士たちが戦場から持ち帰ることもあった。
こうした旗を日本に返そうと活動を続ける夫婦がアメリカにいる。

太平洋戦争中 日本兵が所持していた日の丸の展示会が
7月 アメリカ西部のオレゴン州で開かれた。
旗には兵士の無事を祈る寄せ書きなどがびっしり書き込まれている。
これらの旗はアメリカ兵などが戦利品として戦場から祖国に持ち帰ったものである。
このほど日本の遺族に返すため集めて展示された。
展示会を主催したレックス・ジークさんと妻の敬子さん。
夫妻はオレゴン州を拠点に旗を日本に返す活動を続けている。
取り組みを始めたのは6年前。
敬子さんの元に
ビルマ戦線に送られて戦死した祖父の旗が
カナダから届けられたことがきっかけだった。
(敬子・ジークさん)
「遺骨も遺品も何も戻らなかったおじいちゃんが
 長い年月をかけて家族に会いに帰って来たって
 みんな泣いて喜びました。
 そういう思いをする遺族が他にもいらっしゃったら
 自分たちが体験したような気持ちを共有できたらいいなと。」
アメリカの元兵士や家族から寄せ書きの旗を預かり
日本の支援者にも協力してもらって持ち主を探し出す。
戦後70年となる今年のお盆までに
できるだけ多くの旗を日本に返すことを目標に活動を続けてきた。
地元の新聞やテレビで活動が紹介されたことや
70年を経て日本に対するアメリカ人の感情が大きく変わったことなどもあり
ふたりの元には次々と旗が送られてくるようになった。
これまでに寄せられた旗は100枚を超えた。
(レックス・ジークさん)
「旗を受け取るたび
 元の家族に返してあげたいというアメリカ人の思いに触れます。
 旗を返すことは大切ですが
 アメリカ人の気持ちを伝えることこそが大切だと考えています。」
旗をジークさん夫妻に託した
オレゴン州に住むロナルド・ジレットさん。
父親のウォレスさんは太平洋戦争中アメリカ軍の兵士としてフィリピンなどで戦った。
戦後 37歳の若さで病気で亡くなった父親。
遺品の中にあったのは寄せ書きの旗だった。
(ロナルド・ジレットさん)
「この旗は戦闘が終わった後の戦場で父が拾ったものだと聞きました。
 書かれているのは
 その時戦った相手の部隊の兵士の名前だと思っていました。」
旗を自宅に飾っていたジレットさん。
偶然ラジオでジークさん夫妻の活動を知った。
ジークさんたちと連絡を取る中で
旗が戦地に赴く日本の兵士に家族が思いを込めて贈ったものだと初めて知った。
(ロナルド・ジレットさん)
「旗がどういうものであるか知った時
 父に代わって絶対に返さなければいけないと思いました。
 父はこの旗がどれほど大切なものなのかわからず
 戦場から持ち帰ってしまったのだと思います。」
ジークさん夫妻が開いた展示会にはジレットさんも駆けつけた。
ジレットさんはジークさんたちに
なんとかして旗を日本の家族の元に返してほしいと伝えた。
(ロナルド・ジレットさん)
「亡くなった人は戻ってこないが
 肌身離さず大切にしていたものがここにあります。
 この旗が遺族のせめてもの慰めになってほしいのです。」
ジークさんは寄せ書きの旗をきっかけに
アメリカ人の間で
戦った相手も家族がいる同じ人間なのだという思いが広がっていると感じている。
(レックス・ジークさん)
「戦っている時
 相手はただの“敵”でしかない。
 70年前はそれが“ジャップ”(日本人)でした。
 敵に妻や子どもがいるなんて誰も考えもしません。
 しかし兵士は国に戻った後そのことに気付くのです。」
お盆を前にジークさん夫妻は託された旗のうち約70枚を手に来日。
いまも持ち主がわからないものなどについて日本政府に協力を求めた。
今後 厚生労働省なども協力し遺族への返還を進めることにしている。
(レックス・ジークさん)
「返還できたのは私たちの力でなく
 ふるさとに戻りたいという日本兵の魂の力です。
 今回 日米の家族が強い絆を感じていて
 こうした絆が平和を作るのだと思います。」


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日本橋1丁目 ピッツェリア・ダ・チーボ (PIZZERIA DA CIBO)

2015-08-10 17:34:22 | グルメ



  

 



http://www.dacibo.jp/

コレド日本橋 4F
三越駅、東京駅から10分以内
日本橋駅から89m

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上海株急落 広がる波紋 

2015-08-10 07:15:00 | 報道/ニュース

8月4日 キャッチ!


中国 杭州にある信用取引のサービスを提供するインターネット金融仲介会社。
株価がまだ急な上昇を続けていた今年5月
個人投資家からの問い合わせが殺到していた。
この時期 この会社は顧客に対し
最大で保証金の4倍を融資して株取引をさせていた。
中国当局の監督を受ける証券会社の信用取引に比べ
貸し付けを受けるための条件はほとんどなく
より高額な融資を受けられるとして顧客が急拡大した。
(インターネット金融仲介会社 柳陽CEO)
「(5月当時)いまは相場が良いので借りる人がとても多く
 貸すためのお金が足りない状況です。」
しかし6月中旬 株価が急激な下落を始めると顧客は損失を抱え
保有する株式を売らざるを得なくなった。
この会社では6月から7月にかけて約3割の顧客が株式を売却したと言う。
こうした動きが投資家の間に広がり株価の下落が加速した。
上海のテレビでは地元の個人投資家への影響を特集。
投資家たちが受けた経済的な損失は少なくない。
株価の下落で個人投資家1人平均で40万人民元(約800万円)の損失が出たなどという調査結果を伝えている。
高額な消費分野での影響も出ている。
上海のこの不動産業者では契約のキャンセルなどが相次いだと言う。
(不動産会社 担当者)
「株価下落のため6月下旬~7月の住宅販売件数は少なかったです。
 購入予定の人がキャンセルしているので影響は大きいです。」
7月中旬 中国当局はこれまで当局の監督を受けずにグレイゾーンとされてきたこうした取引を厳しく規制すると発表。
杭州のインターネット仲介会社もサービスを停止した。
去年から10か月ほどの間に
のべ15万人の顧客に貸し出した金額は約1,000億円にのぼったと言う。
(インターネット金融仲介会社 柳陽CEO)
「今回停止した業務はわが社の業務の大半を占める主力の事業で
 会社への影響はとても大きいです。」

中国当局も証券取引の規制に乗り出したが
株価急落への対応は
なりふり構わないとまで形容された。
中国当局は
国有企業や上場企業などの大株主に対して株式売却を制限したほか
政府系金融機関などを通じて直接株式の買い支えを行った。
上海の個人投資家からは一定の評価を得ているが
中国の株式市場に投資する海外の投資家などからは厳しい意見も寄せられている。

個人投資家たちが集まることで有名な上海中心部の広場。
株価の大幅な下落を経験した後も週末になると大勢の人が集まって今後の相場の動向を議論している。
強気の声ばかりが聞こえたこれまでと違って
慎重な見方や当局の下支え策を頼りにする弱気な声も聞かれる。
(個人投資家)
「これまでの利益はすべてなくなりこの10年間ははかない夢のようでした。
 夢から覚めたら身動きが取れなくなっていました。」
「政府による下支え策がなければ社会は動揺するので仕方ないです。」
一方 中国以外の市場関係者からは中国当局の対策に疑問の声も出ている。
日本の資産運用会社 三井住友アセットマネジメント上海事務局。
この会社では中国株に投資して資金を運用する信託商品を販売してきた。
市場での自由な取引を制限する中国当局の今回の対応
所長の矢野裕久さんは驚きを隠せなかったと言う。
(上海事務局 矢野裕久局長)
「経営陣に株を売却しないよう指導することは
 先進国の株式市場ではほとんど無い。
 非常にまれな例だったと思っている。」
株価下落の影響を避けるため
上場企業の約半数が市場での売買を停止する事態にまでなった。
この影響で中国株を組み込んだ投資信託商品について
一定の期間 購入や解約を停止せざるを得なかった。
海外の主要な株式市場では考えられない事態が起こった中国市場。
世界第2位の経済規模を持つ中国の魅力は感じつつも
矢野さんは戸惑いを感じている。
(上海事務局 矢野裕久局長)
「中国の成長率と
 今回のような市場のリスク要因を見極めながら投資判断する必要がある。」

海外の投資家からは
市場のメカニズムを無視していると批判の声が上がっている。
中国はこのところ株式市場の対外的な開放を徐々に進めてきていただけに
逆行するような今回の対応に多くの市場関係者が
やはり中国は特殊な市場だと改めて強く認識する形となった。
この影響から
最近 上海市場に流れ込む外国人投資家の資金は減少しているとも言われる。
上海市場の株価は6月のピーク時と比べると30%近く下落しているが
それでも1年前と比べると60%以上高く
まだ高い水準ではないかという指摘もある。
国外からの批判はあるものの
いま下支え策を緩める姿勢を見せれば国内の投資家にさらに不安が広がり
株価の急激な下落に再び陥る可能性もある。
社会の安定を重視する中国当局としてはしばらくはかじ取りの難しい状況が続く。

 

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アジアのニーズを捉えろ ②虫歯急増 歯ブラシを売り込め

2015-08-09 07:15:00 | 経済フロントライン

8月1日 経済フロントライン


ベトナム ホーチミンで人気のスイーツの店。
最近甘いものを好む人が増え砂糖の消費量は10年間で1,5倍に増えている。
こうしたなか新たな問題が生じている。
ベトナムでは虫歯になる人が急増している。
歯磨きの習慣がまだ十分に浸透していないためである。
(歯科医師)
「歯のケアについての知識が食品の多様化に追いつけず虫歯率が高くなっている。」
この問題に注目しビジネスにつなげようとしている日本企業ある。
ホーチミン郊外にある日本の歯ブラシメーカーの生産工場。
13年前 安い人件費を求めてベトナムに進出。
欧米の大手メーカー向けに歯ブラシを生産して来た。
しかしここ数年 他社との競争が激しくなり受注を奪われるケースが相次いでいた。
(歯ブラシメーカー オカムラ 岡村謙太郎専務)
「グローバル化で中国や台湾との価格勝負になってしまった。」
そこで会社の方針を大きく転換。
これから市場としての可能性が期待できるベトナムで
自社ブランドの製品を販売することにしたのである。
この会社ではまず歯磨きの講習会を開くことから始めた。
参加した子どもたちに自社ブランドの歯ブラシを配り歯磨きの大切さを教える。
会社がこれまでに提供した歯ブラシはすでに3万本以上。
子どものころから使うことで将来のユーザーになってもらうことが狙いである。
自社ブランドを作るにあたってベトナム人の歯磨きの実情も調べた。
ホーチミンの住むダン・ヴァン・ラップさんは
毎日朝と夜の2階の歯磨きを欠かさないと言う。
(ラップさん)
「歯磨きをするのは自分の歯を守りたいからですよ。」
ところが歯磨きの替えもなく奥歯に虫歯が見つかった。
ラップさんが使っていたのはアメリカのブランドの歯ブラシ。
歯医者からは「歯ブラシが大きすぎて奥歯に磨き残しができている」と指摘された。
こうした実情をもとに作った歯ブラシは
欧米のブランドに比べてヘッドが約2ミリ小さくなっている。
このわずかな違いが歯磨きの精度を高めると言う。
現地の事情をくみ取ることでこの会社はベトナムでの売り上げを4年で2倍に増やした。
今後はアジアの他の新興国でも販売していきたいをしている。
(歯ブラシメーカー オカムラ 岡村謙太郎専務)
「ベトナムの国民に親しまれる会社・製品づくりをこころがけて
 自社ブランドの製品を確立していくことが今後の目標。」

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銀座7丁目 響ブッフ

2015-08-08 17:50:29 | グルメ

 

   

    
   
   
  
    (食べログ)
   


http://www.hibiki-boeuf.com

アソルティ銀座花椿ビル 8F

銀座駅から363m

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アジアのニーズを捉えろ ①和食ブームで日本の米を現地生産

2015-08-07 16:24:44 | 経済フロントライン

8月1日 経済フロントライン


東南アジアの中でも今後高い成長が見込まれるとして注目されているのがCLMV。
C カンボジア 
L ラオス 
M ミャンマー 
V ベトナム
この中で最も経済成長が目覚ましいのがベトナムである。

経済成長に伴って中間層が増えるベトナム。
生活が豊かになる中で人気となっているのが和食である。
ホーチミンの和食レストランの数はこの10年で10倍に増えた。
そのため今 和食に合う日本のコメジャポニカ米の需要が急増している。
しかし日本から輸入すると割高になってしまうため
和食レストランはどこもジャポニカ米をどう安く確保するか頭を悩ませている。
(和食レストラン スシキング 店主 坂巻進さん)
「日本食はお米が中心。
 お米がなくては成り立たない。
 お米がなかったらレストランが海外に出て商売をするにしても
 現地の人にいくらで提供できるか分からない。」
このニーズが高まるジャポニカ米をビジネスにつなげようと進出した日本企業がある。
日本の大手米卸 木徳神糧である。
会社ではいま地元の500余の農家と契約。
ジャポニカ米の現地生産を始めている。
(木徳神糧の現地法人 大森明社長)
「輸入した日本のお米が一番いいのは確か。
 中には“手ごろな価格で”というお客さんもいる。
 そういったところにはベトナム産を供給して対応したい。」
熱帯のベトナムでは年に3回米が収穫できるので
生産コストを安く抑えながら大量生産が可能である。
しかし現地生産には課題もある。
ジャポニカ米はベトナムで従来から栽培されているインディカ米と比べて水や肥料の管理が難しいのである。
このため 会社ではジャポニカ米の栽培方法を熟知したスタッフを契約農家に派遣。
きめ細かく栽培方法を指導するようになった。
(契約農家)
「必要な技術的なサポートを会社がしてくれるだけでなく
 お米を高く買ってくれるのでこの会社と契約しているんです。」
収穫した後の米の乾燥作業でも徹底した品質管理を行う。
今年に入って日本製の最新の乾燥機を導入。
均一に乾燥することで品質の高い米が年間1万トン出荷できるようになったと言う。
この米の販売価格はベトナムのスーパーで日本円で1キロ200円。
日本から輸入した場合の4分の1である。
この安さを武器に和食が広がる東南アジアの国々での販売を拡大していきたいと言う。
(木徳神糧の現地法人 大森明社長)
「世界中の日本食愛好家の皆様に
 お手軽でいい品質のお米を届けていく。
 これからも品質改善と増産に取り組んでいきたい。」

 

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変わる音楽の聴き方 あつれきも

2015-08-06 07:15:00 | 報道/ニュース

7月30日 おはよう日本


音楽ビジネスが盛んなアメリカ。
若者を中心に
ネットでデータを受信しながら再生する音楽ストリーミングを楽しむ人が急増している。
「このボタンでシャッフル再生できます。
 とても簡単です。」
「無料で利用しています。
 何でも聴けるし
 CDを買ったりダウンロードでお金を払うよりずっといい。」
世界最大手のスポティファイは
有料サービスと広告付きの無料サービスの2種類を提供。
利用者の4分の3は無料版を選んでいると言う。
一方でアメリカレコード協会によると
有料の音楽ストリーミングの売上高も日本円で約1,000億円で前年比25%増加。
CDやダウンロードの売り上げが減る一方で急成長している。
6月末には
音楽をダウンロードして楽しむスタイルを定着させたアップルも音楽ストリーミングサービスを開始。
わずか3週間で利用者は世界で数百万人に膨れ上がった。
ところがミュージシャンの側からは抗議の声も上がった。
アメリカの人気歌手のテイラー・スイフトさん。
6月 アップルが無料で配信する間は印税を支払わないとしたことは不公平だ、として
人気アルバムを提供しないと表明した。
アップルが方針を転換したため両者は和解したが
音楽配信会社とミュージシャンとの軋轢が表面化した。
音楽ストリーミングに脅威を感じるミュージシャンは増えている。
ミュージシャンの権利を守る団体の代表を務めるメルビン・ギブスさん。
アメリカではストリーミング再生1回につき
ミュージシャンに支払われる対価は0,7セント程度(1円足らず)だと言う。
CDやダウンロードと比べてはるかに低く
ヒットを飛ばせるミュージシャン以外は生き残れなくなると訴えている。
(メルビン・ギブスさん)
「ジャズやブルースでは重要なミュージシャンであってもその価格では食べていけなくなります。
 ファンがお金を払ってサポートしているのはミュージシャンではなく配信会社になってしまう。」
一方 音楽配信会社はミュージシャンとの共存は可能だと考えている。
シアトルにある企業は3,500万もの曲をストリーミングで配信している。
世界の33カ国で配信し急成長しているこの企業は無料サービスは無く
毎月約1200円での有料でのみサービスを提供している。
加えてレコード会社から信頼を得る取り組みもしていると言う。
それは知名度が低いミュージシャンの音楽でも再生されるよう促す仕掛けである。
利用者が聴いた音楽をすべて会社のデータベースに記録。
分析してその人の好みを把握したうえで
同じ傾向のミュージシャンを見つけ出しお勧めとして紹介する機能である。
(音楽配信会社 ラプソディー 担当者)
「私たちはあなたがきっと気に入る新しいミュージシャンとの出会いを手助けしている。
 毎日膨大な規模の新たな音楽が加わっています。」
この会社は売り上げの7割をレコード会社など製作者に支払っている。
再生1回あたりの対価は少なくても
利用者が増えて売り上げが伸びればミュージシャンにもメリットがあると考えている。
(音楽配信会社 ラプソディー イーサン・ルーディンさん)
「音楽を所有するのではなくネットで聴くという大転換が今起きている。
 ミュージシャンやレコード会社と親密な関係を築き
 持続可能で利益上がる健全なビジネスにしたい。」
CDからダウンロード、そしてストリーミングへと変わる音楽の聴き方。
アメリカの音楽業界は変革の時を迎えている。

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アメリカ LGBT事情のいま

2015-08-05 19:00:00 | 報道/ニュース

7月29日 キャッチ!


LGBTとは
同性愛者や両性愛者、
心と体が一致しない性同一性障害の人など性的マイノリティーの総称である。

6月26日アメリカの連邦最高裁が同性婚を合憲とする判断を示した。
事実上すべての州で同性婚の合法化が決まり
同性愛者の間では歓喜の輪が広がった。
人口の約3%がLGBTと言われるアメリカ。
近年 著名人の間で同性愛者の告白が続き
一般の人の間でも公言することが特別ではなくなってきている。
そんな中いま注目されているのは市場としての潜在力である。
調査会社の試算によると
LGBTの人たちの購買力は日本円で約100兆円にのぼるとされている。
2011年に同性婚が認められたニューヨーク州。
以後3年間で婚姻届けは約3万7,000件にのぼった。
ニューヨークでウェディングプランナーをしているエミリー・レスターさん。
いまでは顧客の約3割は同性愛者である。
同性愛者向けの結婚式を企画するときに大切なのは伝統や常識に縛られないことだと言う。
この日レスターさんが打ち合わせをしたのは同性愛者の2人。
特にこだわったのが入場の仕方だった。
一般に結婚式では花婿が祭壇の前に立ち
花嫁が後ろの入り口から入場する。
しかし式を挙げるのは男性2人で
花婿と花嫁の区別はない。
(ウェディングプランナー レスターさん)
「結婚式に正しいとか間違いとかはないのです。
 彼らの望むようにして2人を幸せにしたいのです。」
LGBTの人たちの埋もれた需要を上手く掘り起し
売り上げを伸ばしている店も出てきている。
ニューヨーク ブルックリンにあるテーラー。
紳士向けのスーツを着たいと言うLGBTの女性向けのスーツをオーダーメイドで作っている。
(テーラー オーナー ダニエル・フリードマンさん)
「女性の体に合うスーツは紳士服店にはありません。
 サイズが全く違うのです。」
男性とは胸回りや肩幅、胴回りのバランスが違うので
女性に合う紳士用のスーツを探すのが難しいのである。
オーナーのフリードマンさんがデザインするスーツは紳士服の特徴を生かしつつ
女性の体にフィットするように考えられている。
いまでは世界中からオーダーが届くようになり
LGBT向けのスーツが売り上げの8割を占めるまでになった。
(テーラー オーナー ダニエル・フリードマンさん)
「当店のスーツの存在を知り試着したいという人が多くいます。
 こんなに大きな市場だとは予想もしませんでした。」
LGBTの人たちをターゲットにしたビジネスが拡大する一方で
根深く残る課題を解消しようという取り組みも行われている。
ブルックリンに住むシルビア・オースティンさん。
10代のころに同性愛者であることを自覚したが
長い間気持ちを押し殺して過ごしてきた。
20年ほど前 家族には告白して理解を得たが
周囲の人には今でも自ら打ち明けられないと言う。
(オースティンさん)
「いまは自由な気風がありますが私はまだ疑い深いのです。
 相手の反応が怖くて自分のことを打ち明けられません。」
打ち解ける同世代の友人もなく孤立化に悩まされてきたオースティンさん。
知人を通して知ったLGBTの高齢者を支援するNPOに今年2月から通い始めた。
約20年前に設立されたこのNPO
習い事の教室などを通して孤立しがちなLGBTの高齢者に交流の場を提供している。
(NPO担当者 オンダレイ・ゲスさん)
「ここには差別の心配もなく安心できる場所があります。
 LGBTについては多くの課題が残されていますが
 高齢者にも目を向けてほしい。」
オースティンさんはいまでは空いている時間があれば顔を出し
同じ境遇の人たちとの交流を楽しんでいる。
(オースティンさん)
「ここに来ると
 『やあ!シルビア』と家族のように受け入れてくれます。
 自分でいられる場所は本当にありがたいです。」
ビジネスの活性化や
問題を抱える人を支援する動き。
アメリカにおけるLGBTをめぐる事情は確実に変化を続けているようである。

 

 

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ゲームの達人からレーサーへ

2015-08-04 07:15:02 | 報道/ニュース

7月28日 おはよう日本

家庭用ドライブゲームは実際にあるコースをもとに本物そっくりに作られている。
さらに車も自動車メーカーから設計図を取り寄せ
性能や操作性まで忠実に再現している。
いまやプロのレーサーが体験するのと同じような感覚を味わうことができる。
そこで
ゲームの達人ならレーサーになる素質があるのではないか、と
逆転の発想で人材発掘プロジェクトが始まった。
主催したのは自動車メーカーとゲーム会社。

7月中旬 東京六本木に集まった20人の若者たち。
のべ6万人以上が参加したゲームの予選を勝ち抜いた精鋭たちである。
そのドライビングテクニックは・・・。
コースぎりぎりで繰り広げられるデッドヒート。
巧みなハンドルさばきやペダル操作で車を操る。
ゲーム大国を、
レース大国に
ゲームの達人の中からレーサーの卵を見つけようという選抜テスト。
20人の中から選ばれるのは6人。
参加者にとっては大きな夢への第1歩である。
(参加者)
「小さいときにレーサーになりたい夢があり
 今回こういうチャンスをいただいたので。」
「ゲームでここまで勝ち上がってきたので
 絶対にいいドライビングをしたい。」
テストではゲームに加え
様々な観点からレーサーとしての素質を見極める。
その1つは基礎体力を見るテスト。
そして車の運転への適応を見る走行テスト。
さらに人間性や熱意を図る面接テストもある。
今回のプロジェクトを手掛ける日産自動車。
プロのレーサーが練習を積み重ねて身に着ける能力は
ゲームによって磨かれる能力と共通する部分があると言う。
(ニッサン・モータースポーツ インターナショナル株式会社 鈴木豊さん)
「視覚から入る情報でドライビング技術を鍛えることは最近盛んにされていますので
 レーサーとして必要な条件をゲームを通して見極めることができる。」
実は海外ではゲームの愛好者からレーサーになった人が10人以上いる。
その1人 スペイン人のルーカス・オルドネス選手。
ゲーム好きだった大学生のとき選抜テストを勝ち抜きプロデビューした。
いま世界各地のレースで活躍している。
(ルーカス・オルドネス選手)
「このプロジェクトに出会い人生が変わり
 子どものころからの夢を実現できました。
 ゲームによってサーキットのことをすぐに学べ
 より速く走ることができるんです。」
2日間にわたる選抜テスト。
面接でレーサーへの熱い思いを訴える若者がいた。
「昔からレーサーになりたいという夢があったので
 もしなれたら大学を辞めレース1本で戦っていきたい意識が強い。」
選抜テストを勝ち抜き本物のレーサーになりたい。
神奈川県の大学に通う高橋拓也さん(20)。
自宅の部屋には手作りの操縦席。
ここで練習を重ねゲームの大会では常に上位に入る腕前である。
小さいころからレーサーになることが夢だった高橋さん。
しかし体力に自信がなくあきらめていた。
「レーサーに不向きじゃないですか、体型的に。
 レーサーへの夢はほぼあきらめていたので
 そんなの無理だろうと思っていた。」
大学3年生の今年 最初で最後のチャンスと考え選抜テストに挑んだ。
指示通りに車を運転できるかを見る走行テスト。
慌てず冷静にこなす。
しかし苦手意識を持っていた体力テスト。
他の参加者に大きく差をつけられてしまう。
選抜テスト 最後はゲームである。
体力テストでの遅れを挽回したい高橋さん。
コースアウトを恐れない攻めの走りで勝負に出る。
(高橋拓也さん)
「リスクを負ってでも攻めて1位になろうと。」
なんとか好タイムで選抜テストを終えた。
そしていよいよ結果発表。
エントリーナンバー11番 高橋選手!
見事選抜の6人に入った。
(高橋拓也さん)
「自分に厳しく叱ってレーサーへ全力で挑みたい。」
ゲームの感覚を車に応用できるセンスと気持ちの強さ。
プロジェクトを手がけた日産自動車は
それこそがレーサーの大切な資質だと言う。
(ニッサン・モータースポーツ インターナショナル株式会社 田中利和さん)
「レーシングドライバーになる資質があるか
 この選抜テストの中で発掘するということ。
 発掘されたその原石ですよね。
 その中から生き残った数名だけが本当のレーシングドライバーになれる。」
選ばれた6人は8月にイギリスで行われる選抜テストに参加して
レーサーへの狭き門に挑む。

 

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企業の豪雨対策最前線 ③企業向けに予測情報 ④どう守る?物流ルート

2015-08-03 07:15:20 | 経済フロントライン

7月25日 経済フロントライン


企業に集中豪雨の情報を提供するサービスも広がっている。
7月7日から運用が始まった飛行衛星ひまわり8号。
そのデータを民間気象会社がさっそく活用し始めた。
観測の頻度が増え画像の解像度が上がったことで
急速に発達した積乱雲の様子を詳しく伝えることができるようになった。
現在情報を提供しているのは約40業種 2,500社にのぼっている。
さらに独自に集めた気象データも使って詳細な情報を提供することで顧客の増加を目指している。
(ウェザーニュース 航空気象チーム セクションリーダー 村瀬瞳さん)
「より細かなスピーディーな情報提供ができる。」
豪雨によって災害が起こる可能性を予測するため
ビッグデータを活用するサービスも始まっている。
この会社では気象データに加え各地域の災害の危険情報や
鉄道や道路の通行規制の情報
自動車の通行情報など
様々なデータから分析。
6時間先までの災害の危険を予測するシステムを開発した。
(パスコ システム事業部 副事業部長 橘克憲さん)
「日本全国 どういった災害リスクがあるのかいち早く把握して対策を打ちたい。
 事業を継続していくためのサービスとして活用いただける。」

このシステムを6月に導入した大手自動車部品メーカー。
資材の調達や商品の納入に欠かせない物流網が途切れると経営をも揺るがしかねないとして
システムの導入に踏み切った。
(日本特殊陶業 経営管理本部 副主管 会田祐樹さmm)
「分刻みで物流納めている商品が泊まると納入先のメーカーのラインもストップ。
 非常に気をつけている。」
担当者が全国にまたがる自社の物流ルートの状況を毎日モニタリングしている。
この日 工場がある鹿児島県に注意を促すサインが出された。
「道路の交通規制で4つの道路のリスク情報が見える。」
国道や県道で豪雨によって通行が規制可能性があるという情報だった。
しかし工場を結ぶルートと離れていたため影響はないと判断した。
この会社では物流ルートに災害の危険性が高まった場合
ルートを変更するなど対策をとっていく方針である。
(日本特殊陶業 経営管理本部 副主管 会田祐樹さん)
「実際に災害が起こる前に情報が得られれば対処の仕方も変わってきて
 生産が止まらないシステムを構築することができる。
 対策ができると言うのが大きなメリット。」

 

 

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企業の豪雨対策最前線 ①対策迫られる企業 ②広がる対策ビジネス

2015-08-02 07:50:50 | 経済フロントライン

7月25日 経済フロントライン


東京江東区の金属加工会社。
2年前 豪雨のため工場が浸水する被害を受けた。
幸い製品が水につかる被害は出なかったが
豪雨対策の必要性を痛感した。
(古賀オール 東京工場長 織田紀彦さん)
「今まではここまでの豪雨はなかった。
 一昨年あたりから毎年のように水が工場の中に入ってくる。」
以前は豪雨のたびに土嚢を20分以上かけて積み上げていたが
浸水を十分に防ぐことはできなかった。
そこで導入したのが“止水シート”。
土嚢の代わりに入り口に張り付ける。
作業はわずか2分ほど。
急な豪雨にも対応できる。
ドアの中央部にシートを取り付け実験してみると
水を入れると水圧でシートがドアに密着。
水かさを上げていっても水深50センチまで浸水に耐えることができた。
シートを外すと一気に水が漏れだした。

このシートを開発したメーカー。
企業のニーズの高まりを受け様々な製品の開発を進めている。
一見普通のドアだが
レバーを上げれば隙間が亡くなり3メートルもの推進に耐えることができるドア。
自動ドアの前などに簡単に設置できる止水坂も開発した。
こうした製品はこれまで公共交通機関などへの販売が中心だったが
今では一般企業にも広がっている。
(文化シャッター 止水事業部 部長 本木幸一郎さん)
「今までの止水坂は社会のインフラとか
 特別なフィールドで使われてきている。
 より多くの企業、一般の店舗、商店主の止水に対する認識が高まってきている。」
保険業界も動き出している。
「オールリスク型の商品が人気を集めている。
 水災が100%保障される特約になっている。」
企業向け保険の水害保証はこれまで損害の70%など一部を保証するものが主流だったが
最近 損害のすべてを保証する商品の販売が増えている。
保険料は高めとなるが100%の補償を求める企業が相次いでいると言う。
(損害保険ジャパン日本興亜 企業商品業務部 渡邊泰基さん)
「自然災害リスクは今後高まり続けてくる。
 保険商品の充実化も含めて
 BCP事業継続計画を一気通貫でお手伝いできるサービスを展開していきたい。」



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“花”で広がる自分の世界

2015-08-01 11:41:48 | 報道/ニュース

7月29日 おはよう日本


頭に飾られた大きな花。
その名も「ハナニンゲン」。
日常ではかけ離れた体験ができる。
そのハナニンゲンの写真は札幌市の花屋で撮影されている。
これまでに撮影に臨んだのは約2,000人。
人気はインターネットのSNSなどを通じてロシアやタイなどの海外にも広がっている。
フラワーデザイナーの清野光さん(28)。
海外でファッションショーの助手やフラワースクールの講師を務めた後
帰国して花屋を開業。
花を通じて自分の気持ちを表現するひとつのきっかけにしてほしいと
1年前にこの企画を始めた。
(ハナニンゲンを企画 清野光さん)
「自然や花に触れることで優しくなったり気持ちが洗われる。
 触れ合うことによって自分の気持ちが癒される。」
ハナニンゲンに使う花は約100種類から選ぶ。
最初の1本はお客に決めてもらう。
化粧や髪のセットをした後は花を頭に飾る。
どんな花の組み合わせがお客に最も合うのかイメージする。
約40分でハナニンゲンの完成。
撮影は専属のプロのカメラマンが担当する。
照明やポーズを変えて約100枚撮影していく。
(客)
「こんなふうに花を頭に乗せることはない。
 メイクもヘアスタイルも花もすごくいい思い出。
 記念になる。」
ハナニンゲンは男性にも人気がある。
山本篤さん(31)は留萌市の実家から上京して7年
今まで育ててくれた母親に伝えきれなかった自分の気持ちを花に託す。
(山本篤さん)
「母は黄色い花が一番好きかなと。
 なかなかお世話になっていることを伝えづらい母親に
 この機会を通じて感謝の言葉を伝えたいと。」
「想像していたよりも違う感じでかっこよく撮れた。」
撮影後さっそく留萌市の実家に向かう。
母親に内緒のプレゼントである。
「ふだん感謝の言葉を言えていないから。
 いままでありがとう。
 これからもよろしく。」
(母 悦子さん)
「普段あまり態度に表さないので
 急にびっくりする。」
(山本篤さん)
「これだけ喜んでくれると思わなかった。
 素直にうれしい。」
この日撮影した写真を母親と一緒に見る。
さまざまな思いで撮影に臨むハナニンゲンたち。
花の魅力が人々の心を豊かにしていく。

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