箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

人生は「軌跡」

2020年08月13日 08時59分00秒 | 教育・子育てあれこれ



学校の先生は、しばしば「いのちの授業」などで、生きていることは奇跡であると、生徒たちに話します。

生まれてきたことそのものが「奇跡」だとも言います。

でも、人がこの世に命を受け、生きていくことを「人生」とするならば、人生は「奇跡」ではないのかもしれません。

人は齢(よわい)を重ねると、人生は「軌跡」であると言えるのではないかと思います。

その人が、どのような信条をもち、何を大切にして、何にこだわって生きてきたかという、生きてきた道すじです。

そして、もし歩くところが前人未踏の地ならば、歩いた後に道がつきます。後ろを振り返れば、道ができている。

この理(ことわり)は魯迅の言葉、「人の前に道はない。人の後に道はできる」に通じるのです。


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