発展のためではなく、幸福のために私たちはいる。
ホセ・ムヒカ(ウルグアイ)は、ブラジルのリオ会議でスピーチをしました。
それは、会議出席国の中で「世界でもっとも貧しい国の大統領」でありながら、最も人間味豊かな政治家としてのスピーチでした。
貧しい人とは、何ももっていない人ではなく、欲しがる人のことだと言いました。
市場原理に基づく国のあり方を追求するのではなく、国民一人ひとりのために政治を実践した人らしい言葉です。
日本は高度経済成長を遂げた国ですが、はたしていま幸せを感じる国民が増えたかというと、正反対の方向に向いているのがいまという時代ではないでしょうか。
ものをどれだけたくさん持っているかよりも、心豊かに生きたいです。