箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

恋はときめき、愛は貫き〜「花束のような恋をした」を観て

2021年02月11日 20時35分00秒 | 教育・子育てあれこれ
映画のDVDを観た感想ではないですが、公開中の『花束のような恋をした』を観た感想です。

お互い大学生の麦(菅田将暉)と絹(有村架純)は、考え方やポップカルチャー志向という趣味があい、恋仲になります。

二人はいっしょに住むようになります。

キラキラとした仲睦まじい日々が続きます。

その後、イラストレーターを目指していた麦はやがてサラリーマンになり、忙しい日々を送るようになります。絹も資格をとり、事務職に就きます。

二人の時間が合わなくなり、やがてすれ違いが起こり、口論をするようになっていく・・・。

花束はキラキラで華やかだけれど、痛んでくるのも早いのです。

この点では、リアル感があり、映画を観る多くの人の共感を集めるようでした。

わたしは、このシーンを見ながら、「いちご白書をもう一度」の曲を思い出していました。

「就職が決まって 髪を切ってきたとき もう若くないからと言い訳した」というフレーズと重なってきたのです。

この曲は1975年のナンバーで、「花束のような恋をした」は、2010年代の後半4年間の時代設定でした。

時代は変わっても、社会に出るにはある程度は理想をひっこめ、現実にあわせていく価値観では同じかなと、私は感じました。

もっとも、すれ違いは、多くのカップルで生まれるのですが、それを修復していったり、「妥協」して、愛を熟成させていくという価値があるのも事実だと、わたしは思います。

そうしながら、夫婦を続ける場合が多いのです。

中学生にも伝えた言葉があります。

恋はときめくもの、愛は貫くもの。










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