新型コロナウイルス感染が拡大して以来、学校では給食を「黙食」するようになり、定着していまにいたっています。
児童生徒は机を向かいあわせず、全員が前を向いて、おしゃべりをせず食べる黙食を継続している学校が多いと思います。
おとな社会では規制が緩和され、なるべく感染リスクを避けながら、大声で飛沫を飛ばさず、静かに会話して飲食をするように変わってきました。
しかし、学校は依然として、児童生徒は黙って給食の時間を過ごしています。
しかし、コロナ以前から、わたしが知る限り、多くの子どもがワーワー言いながら大声で給食を食べていたのではなく、和気あいあいと給食を食べていました。
ですから、ウイズコロナのいまでは、もう少し緩和してもいいように、わたしは思います。
そのように考えていたら、11月29日に文科省が通知を出しました。
感染対策を適切にしていたら、黙食をしなくていいというものです。
子ども同士の座り方が対面にならず、換気をしっかりしているなら、給食中に会話をしてもかまわないという通知です。
とはいいながら、もし複数の感染者が出れば、「学校は何をしていたのか」と問われることになり、なかなか学校単位や自治体単位で、黙食の緩和に踏み切れないようです。
そもそも、黙食は児童生徒にとって好ましい食べ方ではありません。
緩めるところは緩め、感染防止に注意しながら、通常の食べ方に近づけていくの望ましいのではないでしょうか。
「しゃべったらダメ」ではなく、「静かに食べましょう」という程度の変更をしていくほうが子どもにとっても教員にととっても、無理がなく楽だと思います。
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