日本にる外国人が病気になったときは、もちろん病院へ行きます。
しかし、その時に言葉の壁があり、自分の症状を伝えにくいという患者側の課題と診察・治療について医師・看護師等が伝えにくいという課題があります。
そこで、外国人市民に対して医療通訳をする人が必要になります。また、通訳以外にも病院からの文書を翻訳するボランティアもいます。
これは、現在のところ行政の事業で行われたり、民間ボランティアの活躍に委ねられていることもあります。
ところが今回のコロナ渦では、感染防止のためボランティアの同行通訳ができなくなったのでした。
人びとやメディアは、コロナ渦の影響を語るとき、たいてい日本語を母語とする「日本人」を視野に入れていて、外国人市民を視野圏外に置いているのではないでしょうか。
いきさつはどうであれ、外国人市民も日本に住み、暮らしているのあれば日本人です。
また、近年日本に暮らす外国人市民は増えています。それに比例してボランティアの人数が増えているかといえば、追いついていないという現状があります。
また、さまざまな母語を話す人が増えている中で、通訳者に多言語対応が求められるようになっています。
行政からの財政的な支援も求められるというのが外国人のための医療ネットワークの課題です。
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