亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site
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宇宙人のようなオモトの花。
可憐でもなんでもないのだが、
特別に変なものが咲いたようで
毎年うれしくなる。
母の祖父が育てていたのだそうだ。
ということは、私のひ祖父の時代から
生きている、ということになる。
会ったこともない人だが、
その人の大切なものを自分が引き継いでいるという
不思議な感覚。
時間がぎゅっと縮まって、
100年くらい前といきなりつながるようだ。
昨日は父の日。
家族で食事をする。
その後、久しぶりに弟と父の容態についてじっくり話す。
終末医療・・・??
結局、自分に何ができるかなんて
わかりっこない。
父の目は、もう濁っていた。
でも、しっかり死を見つめて
それを、とらえようとしている目だ。
死とは何なのか?
父は、編集長時代に
このテーマに向き合って長かった。
今はもう1文も書けないが、
見つめることはまだやめていないようだ。