Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

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父の日に

2010年06月21日 07時45分21秒 | 日記

宇宙人のようなオモトの花。

可憐でもなんでもないのだが、
特別に変なものが咲いたようで
毎年うれしくなる。

母の祖父が育てていたのだそうだ。

ということは、私のひ祖父の時代から
生きている、ということになる。

会ったこともない人だが、
その人の大切なものを自分が引き継いでいるという
不思議な感覚。
時間がぎゅっと縮まって、
100年くらい前といきなりつながるようだ。

昨日は父の日。
家族で食事をする。
その後、久しぶりに弟と父の容態についてじっくり話す。

終末医療・・・??

結局、自分に何ができるかなんて
わかりっこない。

父の目は、もう濁っていた。
でも、しっかり死を見つめて
それを、とらえようとしている目だ。

死とは何なのか?

父は、編集長時代に
このテーマに向き合って長かった。

今はもう1文も書けないが、
見つめることはまだやめていないようだ。