亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site
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lehm,2011
カスヤの森美術館* 「シモン・パシエカSimon Psieka 展」に行く。
友人から展覧会情報をいただいたのは9月。
自分のグループ展があり、
なかなか見に行く機会が作れなかった。
終了間近(~11月4日)、
やっとかなう。
tumulus,2012
素材は洋紙に墨汁を使っている。
墨の色は柔らかく
何となく、黄金色をイメージさせられる。
かたち同士が侵食し、繋がり合い、
夢とも現実ともつかないような、
昼とも夜ともつかないような
神秘的な絵画世界。
無邪気な若者がモチーフ、
でも同時に闇の予感も秘めて見える…
油彩作品もあるが、
こちらの方が墨よりも断定的に見えた。
モノクロってなんて自由なんだろう。
自分を振り返る。
通常、墨で描き始めて
途中からどうしても色を使いたくなるのだが
どうしてかな
単なる習慣なら、今一度、じっくり見直してみたい。
schlaf,2012
作家はパリに住むドイツ人
奥さんは日本人
混ざりあう文化。
それは特別なことではない。
帰り、工業地帯を通る。
市松模様のでかいドラム缶がすぐ側を
通り過ぎた。
その唐突さが夢のようだった。
* http://www.museum-haus-kasuya.com/index00.htm