Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

座の会、リポート

2012年12月14日 07時36分20秒 | 日記


月刊水墨画 平成25年1月号に
今年9月に行われたグループ展「座の会」のリポートが載りました。

取材はとても丁寧に行って下さった。

私が墨を使っていた為か
写真入りでご紹介いただいた。

とてもうれしいです。
本当にありがとうございます。


(写真上、亀井三千代 P.87)

墨だけで大作を仕上げるのは
私にはまだ難しい。

どうしても途中から色を使いたくなってしまう。

色への欲求は
食欲とか、性欲とか(?)
何か本能的なものに近いと感じている。

私の場合、理屈ではないように思う。

でもその色を導くのは墨のようだ。

イメージは素材と手と眼と脳の間をぐるぐるまわるみたい

そこに、
その循環の中に
始まりと終わりはどのように巡ってくるのだろう…

唐突なのか、それとも常にあったのか。

循環の中でそれを見極めるのは難しい。

それはいつも意識より先に起こるから

だから絵を描くのが大好きだ。


今、銀座・京橋界隈では
このような企画が行われている。

ご案内をいただき見に行った。

銀座 柳画廊「ジル・サックシック」展


日本の大気ではない
ゆったりとした光
とても素敵だった。


画廊の方と少し話をした。

この作家は油も水彩もパステルも墨も版画もやる。

描きたいものに応じて素材を変える。
その素材への追求がすさまじい。

日本では油絵画家、日本画家などと
棲み分けをしたがるが、
それは少し窮屈だよね、と話は進んだ。

確かにそうだなと思った。