Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

若冲展 夜間のノウハウ

2016年05月14日 11時47分01秒 | おすすめ展覧会


ツイッターをしていないので

ここに揚げても意味ないかもしれませんが
若冲展* じっくり観るためのノウハウ書きます。

昨日夜間、じっくり観てきました。

18時15分頃から並び始め、
約2時間後に入館しました。
拡声器では「160分待ち」と叫んでおられましたが
実際はもっと短いです。
また、列はけっこう動くので連れ合いがいれば退屈しません。

20時ころ、
入口までたどり着き、チケットチェックをしてもらったら
皆小走りに会場へ突入(笑)
当然、絵の前は人人人…
絵の下部は見ることができません。

ですので、まずはどこにどの絵があるか、ザックリチェックしながら(小走りに)まわります。

21時少し前、
全部見終わったらエレベーターでもう一度はじめの階(ロビー階)に戻ります。

ガラガラです。

観たい絵を独り占め気分で、観たいだけ鑑賞できます。

要するに、一回見終わって戻ると
時間的には、並んでいた人は全員館内に入っているんですね。
それ以上人が入ってこないので余裕で鑑賞できるわけです。

さすがに1階「釈迦三尊像」「動植綵絵」のフロアは
多少混でいましたが、絵の下部まで見ることができます。

昨日の閉館時間は21時半のアナウンスだったと思いますが、
実際はもう少し長く開館していたかもしれません。

おすすめのノウハウは勇気を持って
19時すぎから並びはじめること。
一緒に並んだ主人は「19時半でもいいんじゃない?」
それはちょっと怖いな。

また日中は暑くてキツイです。
夕方の方が涼しいし、昨日は月もきれいでした。

それと、これは私の勝手な解釈ですが、

夜見る絵だなぁと思うんです。







もちろん若冲は初めてではありませんが
並んででも 観に行って良かった。

絵画の解釈が二次元の普遍に触れている、
説明できない”妙な前後関係”による”妙な空間”が随所に見られます。


昨日の日中は、人人仲間の作家さんと共に
画廊やアートフェアをまわりましたが
コンセプト重視、販売重視、デザイン重視(どれも悪いことではありませんが)で
二次元という奇なる異次元に触れようとする絵画、
私にとってそれは正統派絵画、別の言い方だと「極上の狂った絵画」 は、
なかったように思います。


シメは若冲の狂った極楽

帰り際のビールも極上でした (^_^)




注:列を見ると萎えるので、チケットは予め買った方が精神的には楽かと思います。