亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site
https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei
破けました(笑)
植物ドローイングには一応自分なりのルールがある。
それは描き順
「手前のものから描く」ただそれだけのルールだけど、
植物は葉が入り組んでいるので
下の方では手前だった茎が上に伸びるにつれて奥に入ったり、またその逆だったり。
ゲームのようで面白い。
描くときは、じっくり見て一筆、また見て一筆、
ゆっくりゆっくり見て見て見て…を繰り返す。
筆はそっと紙に触れる程度 墨がゆっくりおりるのを感じながら。
だけどのってくると知らず知らずのうちに力が入って
その瞬間に和紙が破ける!
それは絶叫するほど残念なのです。
一人で大声だしちゃう(笑)
しばらく立ち直れないほどのショック。
たかだか破けただけなのに、何故こんなにもショックなのか
先日はショックすぎて描けなくなったので、仕方ないから冷静に考えてみました。
破けたドローイングに限ってピカイチのような何かがある、
良いものに限って破れる、といった勘違いを起こしている。
1日経って見てみると、他のとさほど変わらない。
つまり破けてもう2度ともとに戻らないというバイアスが直ちにかかり
その1枚がとっておきのものに思えただけだ。
多分これが「執着」
もともと余った墨を使い切るために始めた遊びのドローイング
長く続けると「執着」という魔が忍び込んでくるんですねぇ。
はぁ…小さい小さい。
どんどん破け、とは言わないにしても(紙もったいないし)
こんな執着からは解放されたい。
そして今のところ、この執着から解放されるには
「もっと良いものを描いてやる!(`Д´)」と自分を奮い立たせるか
「続けていればもっと良いものが自然に出来るよ~(^_^)」と楽観視するか(笑)
どっちが良いかはまだわかりません。