昨日オープニングを終え ほっとしたのか
なんとも言えない疲れを感じて寝込んだ。
隣でマンションを建てている工事の音が
いつのまにか、台所で何かを切る
トントンという音に変わっていた。
母が冷蔵庫のそばでヨーグルトに「何か入れる?」と私に聞き、
「いらない」と答えた私は子供になっていてた。
小さな私が冷蔵庫の側からリビングを通り過ぎた時
日だまりの中に座る父の影を一瞬見た
と同時に目が覚め、夢と知り、布団の中で泣いた。
でもそれもまた夢だった。
本当に目覚めた時、まだ夢の連続の中にいるみたいだったが
ただただ懐かしい父に会いたくて、
ばかみたいだけど また泣いた。
死んだら会えるかも。
死にたいとは思わないけど、それなら死ぬのは怖くない。
だったら生きていくのも怖くない。
今は精一杯生きようと思う。