先月戻ってきたケンメリ。
こちらは以前の写真。
セルが回らない事象を見ていただくため再度入庫していた。
直接的な原因は追いきれていないが、ほぼほぼ解消されたため改めての納車となる。
電車に揺られてケンメリのいる工場へ向かう。
このルートで行くのもかれこれどれくらいだったんだろうと、車窓からの景色を眺めながら想う。
野っ原だったところがいつの間にか新興住宅街になってたり、
乗り込んだ電車に賑やかなラッピングが施されていたりと変化も見られる。
工場に入るとウマに乗せられたケンメリと対面。
ホイールが外され、サンドブラストされたブレーキキャリパーが鈍い金属地肌を露わにしている。ブレーキダストや錆など全くない、新車(ケンメリの新車をみたことはないが)然とした輝きに喜びは隠せない。
ブレーキのエア抜きを手伝い、その後ホイールを装着し再び地上に降りる。
細かい部分のチェックを行った後に、ケンメリに乗り込み試走。
懸念のセルは一発で始動。アイドリングを行った後に軽く一周して様子を見る。
絶好調。
ブレーキのタッチもバッチリ。
戻ってきてホイールナットの増し締め、ブレーキマスタシリンダのフルード液の確認。
問題ないことを確認し、工場を後にする頃は夕焼けが綺麗な時間帯だった。
スマホのナビをセットし、自宅までのルートを探索。
おおよそ3時間。
スマホのナビは時間帯や道路状況によって選択されるルートが逐一変わる。
往路できた道とは違うルートを選択され、通ったことのない、地元の人くらいしか通らないのではないか?と思える道をひた走る。
行先表示板なども出て来ず、出てきてもまだまだ馴染みのない地名が。
街灯の無いその道で、曲がり角を曲がったところで車体が斜めになった。
縁石に乗り上げてしまったようだ。ハンドル修正してすぐに車体を戻したが接地の際に
「ちぃっ!スタビライザーを打ったか?」(byサーキットの狼)
というちょっとしたハプニングも。実際はどこも打ってなかったけど。
途中ガソリンスタンドに立ち寄り給油。
今時珍しく?有人のスタンドで、年配の店員さんがこちらをみて何か話したそうにしているようだ。
やはりその時代の方なんだろうか?等と妄想していたら、単に自分がマスクをしていなかったからだと気づく。
慌ててマスクを装着して、支払いを済ませる。
再びケンメリに乗り込みキーを捻る。
あっさり始動し再び帰路に。
ナビを見てもどの辺りか検討もつかないが、ひたすら街灯のない道が続く。
交通量が全くないわけではないので、車列に並んで、ただただ走る。
工場を出発してから2時間ほどで、やっと見知ったエリアまで到達。
ここまで来れば後はナビが無くともなんとかなる。
やたらと有料道路へ誘おうとするナビにはお休みしてもらい、昔の記憶を頼りに自宅を目指す。
が、見知ったとはいえ通るのは大体10年ぶり。
道が微妙に変わっていたり、記憶が曖昧だったりで多少の紆余曲折(道に迷う)があったが
行先表示板に見知った地名が出てきたときの安堵感は変わらない。
都内に入っても交通量はさほど多くなくスムーズに走れる。
工場を出てから2時間45分。ようやく駐車場へ到着した。
今度の駐車場は住宅街にあるため車を止めたらそそくさとエンジンをカット。
以前借りていた立体駐車場と違い、車を止めた後も、スマホナビを回収したり荷物を纏めたりする余裕がある。(立体駐車場は場合によっては他の利用者さんが待っていたりするので)
こちらは以前の写真。
これはこれで当て逃げやいたずらのリスクが少なく、秘密基地的なカッコ良さもあったのだが、私の使い勝手には合わなかったので。
帰宅後は久しぶりの夕方〜夜間のケンメリドライブに神経が昂っている感が。
これらを取り付ける想像、いやもう手元にあるし他の予定も無いので現実的な段取りか。
段取りを立てながら眠りについた。