緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

新緑のお茶の水:神田駿河台とJR御茶ノ水駅周辺の散策 PART1

2013年05月20日 10時07分39秒 | 台東・上野周辺


ニコライ堂の脇を通り抜けてJR御茶ノ水駅方向へ向かって緩やかな上り坂を歩いていきます。東京都心部の北側に広がっている広大な「本郷台地」という名前の丘陵地帯の南端部に位置します。




本郷台地の南端部に位置するJR御茶ノ水駅一帯が「神田駿河台地区」と呼ばれています。周辺には大学キャンパスや大学病院、予備校などの日本最大の学生街として賑わっているのです。




JR御茶ノ水駅の南東側には「御茶ノ水ソラシティ」の高層ビルがそびえ立っています。旧・日立本社ビル跡地に再開発工事によって誕生した高層ビルで、ワテラスと同じく2013年4月12日に開業しました。隣接して建っているワテラスとは新たに整備した跨道橋と連絡通路で直結されています。




オフィス、教育関連施設、商業施設などからなる延べ面積約10万2000平方メートルの複合施設となっています。地下2階、地上23階建てで高さは110メートル。日立本社ビルが建っていた敷地約9500平方メートルを再開発しました。




緩やかな上り坂を上り切ると、JR御茶ノ水駅の聖橋口の駅舎ビルが見えてきました。午前11時前後に時間帯の散策だったのですが、駅周辺は学生の人たちで賑わっているみたいでした。




JR御茶ノ水駅の北側の深い切り通しの中を流れているのが神田川であり、神田川の真上には「聖橋(ひじりばし)」が架橋されています。聖橋の上からお茶の水周辺の街並みを眺めてみます。




御茶ノ水駅の南側には日本大学や明治大学等の総合大学キャンパスが密集していて、大学キャンパスを取り囲むように予備校などの建物が密集して建っています。周辺を歩いている人たちも、ビジネスマンよりも学生の方が多い雰囲気です。




橋上から撮影した「聖橋」です。橋の上からでは全く判りませんが、船から見上げた時に最も美しく見えるようにデザインされた鉄筋コンクリートアーチ橋となっています。橋の上には本郷地区の東京大学医学部附属病院行きの都営バス乗り場があり、意外と人通りは多いのです。




聖橋上から撮影した東京医科歯科大学の建物群です。東京都千代田区駿河台と文京区湯島にまたがり、本郷通り(都道403号)を結んでいます。本郷通りは江戸時代に整備された日光街道の脇街道に該当しています。




JR御茶ノ水駅周辺には東京医科歯科大学を始め、順天堂大学医院、駿河台日大病院などの大病院が密集しているエリアです。また駅前から1キロ離れた北側には東京大学医学部附属病院があります。




昭和2年(1927年)に竣工した聖橋を設計したのは、モダニズム建築に造詣が深い山田守氏です。氏の設計した建築物と言えば、隅田川に架かる永代橋や、九段の日本武道館などがあります。




橋の名前は竣工当時の東京府東京市(現:東京都)が公募し、両岸に位置する2つの聖堂(湯島聖堂とニコライ堂)を結ぶことから「聖橋(ひじりばし)」と命名されました。




聖橋の橋上から神田川の下流側を見下ろして撮影してみました。真下には東京地下鉄丸ノ内線の神田川を渡るためのガーダー橋が設置されているのが見えます。お茶の水地区において、丸ノ内線は神田川を渡る時だけ地上区間を走ります。




お茶の水周辺はJR中央快速・総武緩行線、東京地下鉄丸ノ内線、千代田線の4路線の鉄道が交差している、東京都心部の鉄道ターミナルの側面も強いのです。ただし、丸ノ内線の御茶ノ水駅は神田川の北岸、その他の3路線は南岸側に位置しているので、乗り換えるには橋を渡る場合があります。




お茶の水周辺は東京都心部のど真ん中とは思えないほど急峻な渓谷地形が広がっているのですが、オフィスビル群が渓谷の周辺に密集して建っているので、一瞬見た感じではそれほど複雑な地形のエリアであることには気がつきにくいです。



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