緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

新緑のお茶の水:開業後の「WATERRAS(ワテラス)」を散策する PART2

2013年05月17日 09時52分04秒 | 台東・上野周辺


引き続きワテラスの敷地内の散策を続けていきます。ワテラス・タワーと、ワテラス・アネックスの二つの高層ビルに挟まれる形で建っているアトリウムへ向かって歩いていくことにします。




二つの高層ビルをつなぐアトリウムをズームで撮影してみました。平日の午前中の時間帯だと、人通りはそんなに多くはなかったです。土休日や祝日になれば人通りが増えてくるのかもしれません。




今までお茶の水地区周辺と言えば、大学キャンパスや大学病院、オフィス街しかないイメージが強かったのですが、ワテラスを始めお茶の観駅周辺では再開発による高層化がここ5年程で急激に進んでおり、街のイメージが変わりつつあります。




ワテラスのコンセプトは「古き良き伝統を受け継ぎ、新しいコミュニティが育まれる街へ。」となっています。江戸時代には武家屋敷と町人街の結界として人々が行き交い、明治の文明開化以降は中央本線のターミナルであった万世橋駅前の街の歴史観を生かした街づくりが垣間見えます。




高度成長期の都市機能の変化により都心部の夜間人口は急速に減少し、この地区においても地域コミュニティの核であった淡路小学校(明治8年開校)が平成5年に統廃合となるなど、連綿と続いてきたコミュニティも存続の危機に陥りました。




そこで地域の人々が主体的となり、明治以来この地区に権利を有していた安田不動産も加わり、新たな街づくりを始めることになったのです。




ワテラス・タワーの1~3階には、イベントホールや園芸ショップなどを備える地域コミュニティ施設「ワテラスコモン」が入り、その上の4階から19階はオフィスフロア、そして20~41階が住居エリアとなっています。




散策した当時(2013年5月上旬)では、まだ低層階の地域コミュニティ施設などは内装工事が行われている最中でした。オフィスフロアなどもそんなに入居率が高そうには見えなかったです。




ワテラスのアトリウムの階段・エスカレーターを上った上層階のあるフロアが、駿河台台地の地面部と同じ高さとなっています。ワテラス・タワーやアトリウム自体が丘陵地帯の斜面の上に建設されているわけですね。




ワテラスが開業したのは2013年4月12日ですが、首都圏ではまったくと言っていいほど話題にはなりませんでした。やはり同時期に開業した東銀座の歌舞伎座や、東京駅丸の内のキッテの方に関心が集中してしまったからでしょうか。




アトリウムとワテラス・アネックスの低層階フロアには商業施設である「ワテラス・モール」が併設されています。オフィスで働く人やレジデンスフロアの住人、ワテラス周辺の住民の人たち向けの多様な店舗が入居しています。




アトリウムのエスカレーターと階段を上った先には、ワテラス・タワーのオフィス階入り口が設置されていました。通勤ラッシュが終わった時間帯の散策だったので、人通りはほとんどありませんでした。




ワテラス・モールの「SHOP&DINING」には日本料理店などのレストランを始めとして、地元住民向けのスーパーマーケットやディスカウントストアなども入居しています。




前面ガラス張りのアトリウムなので、太陽の光が直接入ってくるのでものすごく明るくて開放感があります。アトリウム内にはカフェ風のテーブルや椅子等も設置されていました。




アトリウム内からワテラスの大広場を見下ろして撮影してみました。オフィスビルが密集しているお茶の水・神田淡路町エリアの中でこれだけの広さを持つ広場はすごく珍しいのです。



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