緑には、東京しかない

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初夏の渋谷駅:東口周辺と渋谷ヒカリエ「アーバン・コア」の散策 PART1

2013年05月25日 09時00分00秒 | 宇田川・渋谷


渋谷駅の東口側(宮益坂側)、明治通りと宮益坂が交差している「宮益坂下交差点」前にやってきました。東口バスターミナル周辺や、東急文化会館跡地に建設された渋谷ヒカリエ周辺を散策していきます。




都営バス等が発着する東口バスターミナルを横断するように通っている高架橋は、東京地下鉄銀座線です。東急東横店の地上3階ホームから発車した銀座線電車は、東口バスターミナル内を高架橋で横断し、宮益坂上付近で地下トンネルへ入って行くのです。




現在渋谷ヒカリエが建っている場所には、東急百貨店が所有・運営していた「東急文化会館」という名前の複合施設がありました。1956年(昭和31年)に竣工した建物で、戦後の高度経済清涼のシンボルとも呼ばれていたのです。




現在の東口バスターミナル内では、銀座線渋谷駅の移設工事が実施されています。現在の東急東横店の地上3階ホームを、東口バスターミナルの真上に移設する計画となっていて、2021年の完成を目指しています。




東急文化会館の建物は坂倉準三氏が構造設計を行い、鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1階地上8階塔屋3階建でした。4つの映画館や美容室、レストラン、書店などの店舗が入り、特に屋上にはプラネタリウム「天文博物館五島プラネタリウム」が設置されました。




真正面から渋谷ヒカリエの高層ビルを見上げて撮影してみました。開業時の東急文化会館内には、結婚式場「東急ゴールデンホール」、さらに最先端スタイルを提案する「資生堂大美容室」や「東京田中千代服装学園」などが入居し、当時の「最先端」文化が集積するトレンドスポットとして注目を集めたのです。




東口バスターミナルの全景です。線路を挟んだ西口バスターミナルは、東急バスや京王バスを中心に、山手線外側の住宅密集地を結ぶ路線が多いのに対し、こちら東口では新橋駅行きや六本木ヒルズへの直通バスなど、東京都心部へ向かう都営バスを中心に発着しているのです。




渋谷駅から渋谷ヒカリエへ通じている連絡通路と、渋谷ヒカリエの「アーバン・コア」をズームで撮影してみました。渋谷駅と宮益坂方向を結んでいるこの歩道橋を利用する人の数は多く、一日に約五万人もの交通量があるのだそうです。




明治通りと青山通りが交差している「渋谷署前交差点」上に架かっている高架橋上から東口バスターミナルを見下ろして撮影しました。手前側の降車専用スペースと路線バス待機場、奥側の乗車専用スペースが見事に分離されて運用しています。




明治通りの地下5階には東急東横線・東京地下鉄副都心線の渋谷駅ホームが設置されています。2008年6月の副都心線開業時からホーム自体は利用されてきましたが、2013年3月16日の東横線・副都心線の相互直通運転開始と同時に、東横線の乗り場は同日始発から従来の高架ホームからこの地下ホームに移転しました。




東急文化会館は2003年の6月に建物の老朽化と東急東横線(渋谷駅‐代官山駅間)の地下化工事および副都心線建設のため閉鎖し解体され、47年の歴史に幕を閉じました。




渋谷駅の東口前を通っている明治通りです。この大通りの真下の地下5階に東急東横線・副都心線の渋谷駅地下ホームがあります。明治通りをずっと北へ向かえば、新宿三丁目、池袋駅前へ向かうことが出来ます。




2003年6月末の完全閉鎖後はすぐに取り壊し工事が始まり、2005~2006年前後には完全な更地になっていました。すぐに再開発工事は行われず、副都心線の地下ホーム工事が続けられていました。




明治通りと東口バスターミナルに挟まれた狭いスペースで工事用の資材置き場やプレハブ小屋が設置されています。場所の狭さという意味では、東京駅丸の内駅舎の復原工事よりも難しいかもしれません。




東口バスターミナルの脇には2013年3月15日に運用を停止した、かつての東急東横線の渋谷駅ホームが放置されています。建て替えの目途がつけば、近いうちに取り壊されるかもしれません。




渋谷署前交差点前から渋谷ヒカリエの高層ビルを見上げて撮影してみました。完成した当時は、積み木を積み上げて造った不安定な印象しかなかったのですが、開業後1年経った現在ですと、渋谷駅前のシンボル的な存在として周囲に景観に溶け込んでいます。



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