伊東屋銀座本店建て替え計画:工事進捗率50% 2014年10月14日
銀座二丁目地区、中央通り(国道15号線)に面して建っている「伊東屋銀座本店」は現在建て替え工事が行われており、すぐ近くにある仮店舗で営業が実施されています。銀座二丁目に本店を構える「伊東屋」は、文房具・画材用品の専門店です。銀座本店(本館)は建物の老朽化により、建て替え工事のため2013年1月末を以って仮店舗に移転しました。新しい本店ビルは2015年の夏ごろに開業する予定となっています。
100年の歴史を持つ伊東屋の沿革
1904年(明治37年)6月 伊藤勝太郎が東京・銀座3丁目に「和漢洋文房具・STATIONERY」の看板を掲げ創業。
1909年(明治42年) 白煉瓦造り3階建てに改築。
1923年(大正12年) 関東大震災で本店を焼失、被災しなかった丸ビル店で業務再開。
1930年(昭和5年) 地下2階地上8階建の新ビル(現・第一伊東屋ビル、1965年より松屋 (百貨店)に賃貸)が完成、営業開始。
1937年(昭和12年) 百貨店法が成立し、「伊東屋百貨店」と改称。
1944年(昭和19年) 物資不足のため廃業を決断。
1946年(昭和21年) 戦火で全焼した伊東屋ビルを復旧、販売再開。
1965年(昭和40年) 現在の本店・本館(ステンレスビル)が完成、営業開始。
2012年10月 万年筆専門館「K.ITOYA 1904」(旧2号館)が開店。ステンレスビル中二階にあったコーナーの事実上移転。
2013年1月 ステンレスビルの老朽化による建て替えのため旧本店本館が閉店。同日に松屋銀座裏の仮店舗の本店本館が開店。
プレスリリース:株式会社伊東屋発表の報道資料 2013年5月9日
伊東屋銀座本店建替計画概要決定 ~2015年、新しく生まれ変わる銀座本店~
銀座二丁目交差点前に建っている「ブルガリ銀座タワー」の建物越しに、巨大なタワークレーンが展開されているのが見えます。伊東屋銀座本店の新ビルの建設が進みにつれて、タワークレーンが姿を現しました。
中央通り(国道15号線)の歩道から、再開発工事現場の全景を撮影しました。平日だったのですが、工事はお休み中でした。
現在の伊東屋銀座本店の店舗は、松屋銀座本店の百貨店の裏側の一角の仮店舗で営業しています。
伊東屋銀座本店の敷地南側は、「ブルガリ銀座タワー」の店舗が設置されています。
伊東屋の新ビルは、ブルガリとティファニーの店舗ビルに挟まれています。
中央通り(国道15号線)の道路を挟んで、工事現場の全景を撮影しました。
上を見上げると、真っ赤な巨大なタワークレーンが展開しているのが見えます。
「うなぎの寝床」のような非常に狭いスペースの中で、新しいビルの建て替え工事が行われています。
再開発計画の地図です。