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みなとパーク芝浦と愛育病院新築工事:工事進捗率50% 2014年10月7日

2014年10月16日 08時01分00秒 | 再開発・城南


田町駅東口北地区土地区画整理事業「みなとパーク芝浦」「愛育病院」:工事進捗率50% 2014年10月7日
JR田町駅東口にあった東京ガスの研究所「東京ガスTask芝浦」の跡地の再開発です。隣接して建っている港区スポーツセンターがここへ移転し、区役所支所などを統合した公共公益施設「みなとパーク芝浦」として再オープンするほか、衆参期医療で全国有数の設備を誇る愛育病院が南麻布から移転する予定となっています。東京ガスの研究所跡地の面積は3万2000平方メートルに及び、JRの線路側に公共公益施設であるみなとパーク芝浦が建設され、海側には愛育病院と都市公園の緑地帯が設置されることになります。

「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」も含めた田町駅東口北地区再開発の概要
田町駅東口北地区を含む田町駅周辺エリアは、品川駅周辺エリアとともに、特定都市再生緊急整備地域や国際戦略総合特区「アジアヘッドクォーター特区」に指定され、羽田空港の本格的な国際化、リニア中央新幹線(計画)の整備進展により、首都圏と世界、国内の各都市をつなぐ、国際都市東京の玄関口としての役割を期待されています。「田町駅東口北地区地区計画」については、本地区内にて整備計画を進める港区、田町駅前東口地区市街地再開発準備組合、東京ガス、三井不動産、三菱地所の公民5者共同で、東京都に対し、再開発等についての企画提案を実施しています。

今回の記事の公共街区(Ⅰ街区・公園街区)は「くらしの拠点ゾーン」と位置付けられ、既に先行整備が進んでおり、2014年12月には、Ⅰ街区に区有施設「みなとパーク芝浦」が開設される予定です。加えて、同街区内には愛育病院が、現在の港区南麻布から2015年2月に移転・開院予定です。また、公園街区には、都市計画公園芝浦公園が現位置より移転・拡充再整備される予定となっています。

II街区は「新たな都市の拠点ゾーン」と位置付けられ、II-1街区では、田町駅前東口地区市街地再開発準備組合が、駅前の街並みの形成とにぎわいを創出する商業店舗を中心とした商店街機能の再整備と、交通結節機能の強化に貢献する交通広場の整備を計画中です。

そのII-2街区では、東京ガス、三井不動産、三菱地所3社の共同による「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」として、オフィスビル、商業施設、ホテル等の多様な機能が集積する、東京の新たなビジネス拠点の形成に取組むほか、歩行者デッキ等による歩行者ネットワークの形成や、緑陰モール等の各種緑化、地域の方々を始めとした来街者が集う広場の整備等を行う予定です。



東京ガスの研究施設「東京ガスTask芝浦」の敷地があった場所の跡地です。線路寄りの場所にみなとパーク芝浦、東京港側に愛育病院と、都市公園の緑地帯が整備されます。




「みなとパーク芝浦」の完成予想図です。

「みなとパーク芝浦」
計画名 田町駅東口北地区公共公益施設新築工事
所在地 港区芝浦一丁目61-1-1、61-3、61-4、61-5
建物概要
敷地面積 19,917.50㎡
主要用途 事務所、体育館、集会場、飲食店、物販店舗
建築面積 約9,222㎡
延床面積 約50,725㎡
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造 免震構造
杭・基礎 場所打ちコンクリート杭
階数 地上8階、地下1階
高さ 54.9m
開業 平成26年7月
設計 NTTファシリティーズ

「愛育病院新築工事」
所在地 東京都港区芝浦一丁目61番1の一部、62番
用途 病院
敷地面積 4,500㎡
建築面積 2933,13㎡
延べ面積 17586,05㎡
階数地上 10階
高さ 50.8m
着工予定 平成24年6月1日
完了予定 平成26年10月31日
建築主社会福祉法人 恩賜財団母子愛育会
設計者株式会社 日建設計
施工者鹿島建設(株) (株)きんでん 日比谷総合設備(株)

ニュースリリース:ケンプラッツの品川北側の特集 2014年9月3日
品川は北もアツい、一足先に大変身
プレスリリース:港区公式のホームページ 区政情報
広報みなと2014年1月1日号 みなとパーク芝浦がオープンします
プレスリリース:愛育病院のホームページ 病院からのお知らせ
愛育病院移転整備について



すぐそばを流れている道路橋から撮影した「みなとパーク芝浦」「愛育病院」の工事現場の全景を撮影しました。東京ガスのガスタンクだった場所が、再開発によって変わってきています。




再開発工事に合わせて、周辺の道路の歩道の拡幅工事なども同時並行的に実施されています。工事が終わる暁には、人や車の交通量が増えてきそうですね。




工事が佳境を迎えている「愛育病院」の新しい建物をズームで撮影しました。進捗率は70パーセントほどでしょうか。




「みなとパーク芝浦」の建物を撮影しました。建物の外観は既に完成していて、現在は内装工事中みたいです。




今まで東京湾沿いの倉庫街しかなかった芝浦地区ですが、そのイメージが変わりつつありますね。




「みなとパーク芝浦」「愛育病院」の地図です。

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(仮称)TGMM芝浦プロジェクト:計画段階中 2014年10月7日

2014年10月16日 08時00分00秒 | 再開発・城南


田町駅東口北地区土地区画整理事業「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」:計画段階中 2014年10月7日
JR田町駅東口の芝浦小学校・幼稚園と港区スポーツセンターを移転させ、その跡地を東京ガス、三井不動産、三菱地所の3社で共同開発する再開発事業「田町駅東口北地区土地区画整理事業」です。芝浦小学校・幼稚園は芝浦四丁目地区へ移転し、港区スポーツセンターは東側に隣接している東京ガス研究所跡地に移転します。プロジェクト名の「TGMM」とは、東京ガスの「TG」、三井不動産の「M」、三菱地所の「M」の頭文字です。オフィス階や商業施設が入る地上31階とちじょう36階のツインタワーと、地上9階のホテルが建設されることになります。2014年ん10月3日、3事業者による報道発表で、本プロジェクトの計画地を含む田町駅東口北地区地区計画(再開発等促進区を定める地区計画)の都市計画決定が告示されています。

「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の特徴
1.JR田町駅東口駅前に誕生する複合ビジネス拠点
JR田町駅至近の利便性の高い立地に、国際競争力強化に資する高機能オフィスを整備するとともに、そのオフィス機能を支えるホテル、商業施設なども導入し、全体延床面積約30万平方メートルにもなる駅直結の複合ビジネス拠点を整備します。

2.駅直結の歩行者デッキ等による歩行者ネットワークの構築
JR田町駅改札から「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の敷地に隣接して「みなとパーク芝浦」(2014年12月開設予定)や「愛育病院」(2015年2月開院予定)が立地する公共街区まで、連続して接続する歩行者デッキを整備しバリアフリー環境を創出します。また、地上レベルにおいても、地域の方々の回遊性向上を図るため、本計画地内の通り抜け空間となる歩行者通路を整備。通路に面しては商業店舗を配置し、天候に関わらず買物や飲食が楽しめる商業モールを構成します。

3.緑豊かな都市環境の創出
歩行者デッキと地上の2つのレベルにおいて、歩行者ネットワークに沿うように緑量のある樹木を植樹。複層的かつ連続的に緑化を施し、来街者が豊かな緑を感じることができる「緑陰モール」を形成します。現在の区立芝浦公園部分は、地域の方々の憩いの場となる、緑豊かなオープンスペースとして整備します。

4.駅前施設として相応しい防災対策
帰宅困難者対策として、広場空間やオフィス共用部等を活用し、約1500人の受け入れが可能な一時滞在施設を整備します。また、本計画地内広場の一部にも大屋根を設置し、災害時の駅前滞留者を誘導するためのオープンスペースとして活用します(約700人の受け入れが可能)。加えて、約260平方メートルの防災備蓄倉庫を計画地内に確保し、災害時には、帰宅困難者等に備蓄物資を提供、防災性の向上を図ります。

5.スマートエネルギーネットワーク
大型で高効率なガスコージェネレーションシステム(以下「CGS」)を導入し低炭素化を図ります。停電等の非常時にも、CGS等を活用することで本計画地全体のほぼ100%の熱・電気の供給を継続し、エネルギーセキュリティの向上を図ります。
本計画地全体のエネルギー需給を一括管理・制御するSENEMS※(スマートエネルギーネットワーク・エネルギーマネジメントシステム)を導入し、既に公共街区に建設中の「第一スマートエネルギーセンター」(2014年11月供給開始予定)と連携させることにより、田町駅東口北地区全体におけるエネルギー需給を最適化し、さらなる低炭素化を図ることができるようになります。
※SENEMS:情報通信技術(ICT)を活用し、建物側の需要データやプラント側の供給データ、気象情報といった外部データ等の膨大な情報を瞬時に処理し、人には難しい最適なコントロールをリアルタイムで実施し、地域全体のエネルギー需給を一括管理・制御するシステムです。



「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の完成予想図です。




再開発計画の配置図です。




JR田町駅直結の「歩行者デッキ」です。

田町駅東口北地区土地区画整理事業「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」
所在地 東京都港区芝浦三丁目
主要用途 事務所、店舗、ホテル、生活支援施設、地域冷暖房施設、駐車場等
敷地面積 約28,000㎡
各棟規模
A棟(事務所棟) 地上31階・地下2階 延床面積約135,000㎡ 高さ約180m
B棟(事務所棟) 地上36階・地下2階 延床面積約145,000㎡ 高さ約185m
ホテル棟      地上9階・地下2階  延床面積約11,000㎡  高さ約65m
生活支援施設棟   地上6階        延床面積約6,800㎡    高さ約35m
※生活支援施設棟は港区が既存建物をリニューアルし、「子育て支援施設」として継続使用予定(2015年10月開設予定)
設計監理 株式会社三菱地所設計・株式会社日建設計
全体新築工期 2015年度~2019年度(予定)

プレスリリース:三井不動産株式会社発表の報道資料 2014年10月3日
東京ガス・三井不動産・三菱地所によるJR田町駅直結の大規模複合開発「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」始動 ~「田町駅東口北地区地区計画」都市計画決定~



JR田町駅東口から海岸方向に伸びている駅前通りの「田町駅東口交差点」前から撮影した再開発工事現場の全景です。現在は古い建物は取り壊され、更地状態となっています。




交差点前からJR田町駅東口方向を撮影しました。ここ15年ほどの間に、田町駅東口周辺の人通りは急速に増えてきているように感じます。




再開発工事現場の敷地沿いの道路を北へ向かって歩いて行くと、「港区スポーツセンター」の建物が見えてきました。




この「港区スポーツセンター」も「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の再開発工事の敷地内に入っています。この港区スポーツセンターは、隣接して建設中の「みなとパーク芝浦」内へ移転することになります。




港区スポーツセンターの敷地西側を通っている道路の全景を撮影しました。完成予想図を眺めてみると、この道路は撤去されることになるのですね。




北側から振り返って「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の再開発工事現場の全景を撮影しました。




山手線の両隣りの品川駅や浜松町駅と比較すると、今まで地味で目立たないイメージしかなかった田町駅周辺ですが、東京オリンピックの2020年にはどのように変貌しているのか今から楽しみです。




「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の地図です。

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