
築地大橋の左岸側から勝どき陸橋の工事現場沿いに南西側へ向かってしばらく歩いて行くと、広大な工事現場が見えてきます。勝どき五丁目地区で再開発工事中の高層タワーマンション「勝どき・ザ・タワー」の工事現場です。

以前のこの場所は、都営月島アパートや公務員官舎が密集して建っていましたが、それらの建物群は全て取り壊されて再開発工事が行われています。

日本最大規模を誇る最新鋭の高層タワーマンションがこの場所に誕生することになりますが、周囲の道路や歩道などは以前と同じままになっています。

周囲を見渡してみると、老朽化が進んできている公務員官舎や都営アパート、東京港の倉庫群など、今後の再開発の対象になりそうな街並みが広がっています。

現在建設中の「勝どき・ザ・タワー」は地上53階、高さは約179メートルと建物としての規模ではそれなりですが、総戸数は何と1420戸と国内最大規模を誇るタワーマンションです。

現在の新豊洲地区で完成している「東京ワンダフルプロジェクト・スカイズ&タワー」のような3つの高層棟を組み合わせる「トライスター型タワーマンション」なのです。

今まで地下部分や地上部の工事が行われていたのですが、最近になってタワークレーンが何基も設置されました。いよいよ建物の本体工事が始まることになります。

勝どき・ザ・タワーの工事現場の西側には2008年1月に竣工した「THE TOKYO TOWERS(ザ・トーキョー・タワーズ)」の巨大な高層ツインタワーマンションがそびえ立っているのが見えます。

総戸数2794戸のザ・トーキョータワーズも完成当時は常識外の規模だと話題になりましたが、その隣に更に1420戸の高層タワーマンションが建設されることになります。

世界一の大都市である東京のシンボルのような都市再開発を勝どき地区で目にすることが出来ます。生まれた時から首都圏に住んでいる私としては、何の感慨も湧いてこないですが…。

再開発工事現場南側の道路を通り抜けて、ザ・トーキョータワーズの高層ツインタワーマンション群の足元へ向かいます。

工事用フェンス越しに眺めてみると、既にトライスター型の建物部分が見えていました。この高さの状態だけでも、とんでもない規模の床面積なのが伝わってきます。

勝どき・ザ・タワーの周囲は、古いアパートや官舎、倉庫群だけではありません。先行的に新しい中層マンションが再開発によって誕生している個所もあります。

清澄通りの「豊海幼少入口交差点」前にやってきました。この交差点を渡って、朝潮運河方向へ向かいます。

豊海幼少入口交差点前から振り返って、勝どき・ザ・タワーの工事現場の全景を撮影しました。

上を見上げると、何基もの巨大なタワークレーンが資材の運搬作業を行っていました。

東京下町ののどかな風景が広がっている背後で、日本最大規模の高層タワーマンションの建設工事が続けられています。
