みどりの野原

野原の便り

10月4日 北野天満宮 瑞饋(ずいき)祭り

2010年10月04日 | Weblog
妹に誘われて北野天満宮の「瑞饋(ずいき)祭り」を見に京都へ行ってきた。
直接お旅所へ行く。

北の天満宮の「ずいき祭り」は室町時代にはすでにあったという伝統あるお祭りで、明治時代に取りいれられた神幸祭とともに、神様が氏子の区域を巡行されるお祭りらしい。

10月1日~5日にわたって行われる。
1日には北の天満宮を出発されてお旅所にお着きになり、お旅所に留まられた後、4日には氏子区域を練り歩いた後、天満宮にお帰りになる。
その間にいろいろ祭礼が行われる。

「ずいき神輿」は野菜乾物唐で飾った神輿のことで、屋根は里芋の茎「ずいき」で葺いてあるという。

 
ずいき神輿を見に来たのに、お旅所の神輿にはビニールがかけられて飾りがみえない。              右)子供ずいき神輿

 
ビニールの中の飾りは子供向けの可愛いもの。これも野菜や乾物で作ってある。

傘をさして出発を待つ。早く雨が止んでくれないかなあという願いもむなしく、神輿にビニールをかけたままずいき神輿、子供のずいき神輿が続いて出発した。

続いて「第一鳳輦・第二鳳輦」「導鉾・梅鉾・松鉾」「導山」又宮廷馬車や御羽車(牛車)他いろいろが出発する。
ずいき神輿のコースと、輦、鉾など還幸祭の行列とは練り歩くコースが違い、それぞれのコースを回り天満宮まで帰り、最終日に祭礼がおこなわれるらしい。

    
出発を見送った後、行列を追いかけた。

その後、今日の目的のずいき神輿を追いかける。
雨もやんでビニールも取りはらわれて、カラフルな神輿が見れた。
時々神輿をゆするとシャンシャンと鈴のような軽快な音が響いた。

 
   
神輿の四方には、柳に飛びつく蛙・ゲゲゲの妖怪・ムカデ退治・ヤタガラスなどの題材の模様細工
これも野菜や穀物・乾物で出来ている。

コースは広い通りだけでなく細い通りもまわり複雑。
だいたいの巡行予定時間が知らされていて、家の外で行列を待ち、前を通る時手を合わせるお年寄りも見かけた。神様が氏子の区域を見て回られるということらしい。

 
   駐輦場で一休みの一行          八乙女さんたち
この後北の天満宮まで帰られるが、私たちも帰ることにした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする