友達が申し込んでくれて元興寺禅室の屋根裏を拝見出来ることに。
来たことはあるが、ゆっくり中を見たことがなかったので楽しみ。
残念ながらカメラを忘れたので写真はなし。
元興寺の前身は、蘇我馬子が飛鳥に建立した日本最古の本格的仏教寺院「法興寺(飛鳥寺)」で、
平城遷都に伴って飛鳥から平城京へ移された寺院の1つ。
(薬師寺 ・厩坂寺→興福寺・ 大官大寺→大安寺・ 法興寺→元興寺)
今はこじんまりしているが、伽藍配置など飛鳥寺を上回る大規模なものだったらしく、建物の1部には飛鳥から運ばれた瓦や部材が残っているという。
禅室の天井裏探検は30分ごとに10人ずつが受付されている。
受付を済ませ入館時間までの待ち時間に総合収蔵庫内を見学。
創建当時の屋根瓦などが展示されていた。
今の均一な瓦と違い、叩いた跡・削った跡・それを均した跡・・手作り感がいっぱい。
分厚く、軒平瓦も幅が奥が狭くなっているのが印象的だった。
さて、11:30からの屋根裏探検では荷物を置き、ライトとヘルメットを借り、狭い階段を上がる。
ライトに屋根裏の木組みが浮かび上がる。
頭を打たないようにかがんで足元にも気をつけながら係の方の説明を聞く。
創建当時の部材・鎌倉時代の改修時に使われた材・昭和の解体修理で使われた新しい材 など「屋根裏には寺の歴史が残っています」と言われた。
「肘木」「蛙股」「巻斗」「間斗」など、普段は聞きなれない部材の名。
部材は改修や解体修理で取りかえられたり再利用されたりしている。
天井板の上には使われなくなった古材も置いてあった。
壁の一部にコテで描かれた(彫られた)ツルの落書きがあった。
梁の裏に飛行機(戦闘機)と富士山らしき山のノミ跡は戦時中から戦後にかけての修理の時に描かれた落書きらしい。
描いた職人さんは、後世に屋根裏に人が入って自分の書いた落書きが見つかるとは思っていなかったことだろう。
また、天井裏の見えないところに本来飾りである蛙股が作ってあるのは、鎌倉時代までは天井板はなく下からも見えていたもので、天井板は後世に作られたものらしい。それを聞けば納得。
めったに入れない良い経験をさせてもらった。
平城遷都1300年祭
お昼の食事をしてから、平城遷都1300年祭がおこなわれている平城宮跡へとシャトルバスに乗る。
4月に始まってまだまだと思っているうちに今になり、ちょうどよい機会に来れた。涼しいし。
平城京歴史館は受付中の最終入館(16:00)の切符を買って、待ち時間に大極殿などをまわる。
ニュースでは聞いていたが、大勢の客が来ている。
近鉄線路を渡って大極殿で高御座などを見、そこからまた近鉄線路を渡って歴史館まで。まるでハイキングのよう。
障がい者・75歳以上の高齢者などのためにはハートフルトラム・ハートフルカートが走る。
車いすの貸し出しもされ高齢の方も多く見かけた。そりゃそうでもしないと無理だ。
やっと入れた歴史館は映像展示・VRシアター・遣唐使シアターでわかりやすい。
平城京の再現映像も良かったし、遣唐使シアターはバーチャルリアリティでちょっと目がくらくらしたけど臨場感にあふれていた。最後に復原展示してある遣唐使船に乗った。全長30mという船は竹で編んだ帆がついていた。この船で嵐に耐えて辿り着くのは奇跡のようなものではないか。
さっき見た映像と合わせ、外国の文化を取り入れるのに命がけで臨んだ遣唐使や当時の人達の様子がよくわかった。
来たことはあるが、ゆっくり中を見たことがなかったので楽しみ。
残念ながらカメラを忘れたので写真はなし。
元興寺の前身は、蘇我馬子が飛鳥に建立した日本最古の本格的仏教寺院「法興寺(飛鳥寺)」で、
平城遷都に伴って飛鳥から平城京へ移された寺院の1つ。
(薬師寺 ・厩坂寺→興福寺・ 大官大寺→大安寺・ 法興寺→元興寺)
今はこじんまりしているが、伽藍配置など飛鳥寺を上回る大規模なものだったらしく、建物の1部には飛鳥から運ばれた瓦や部材が残っているという。
禅室の天井裏探検は30分ごとに10人ずつが受付されている。
受付を済ませ入館時間までの待ち時間に総合収蔵庫内を見学。
創建当時の屋根瓦などが展示されていた。
今の均一な瓦と違い、叩いた跡・削った跡・それを均した跡・・手作り感がいっぱい。
分厚く、軒平瓦も幅が奥が狭くなっているのが印象的だった。
さて、11:30からの屋根裏探検では荷物を置き、ライトとヘルメットを借り、狭い階段を上がる。
ライトに屋根裏の木組みが浮かび上がる。
頭を打たないようにかがんで足元にも気をつけながら係の方の説明を聞く。
創建当時の部材・鎌倉時代の改修時に使われた材・昭和の解体修理で使われた新しい材 など「屋根裏には寺の歴史が残っています」と言われた。
「肘木」「蛙股」「巻斗」「間斗」など、普段は聞きなれない部材の名。
部材は改修や解体修理で取りかえられたり再利用されたりしている。
天井板の上には使われなくなった古材も置いてあった。
壁の一部にコテで描かれた(彫られた)ツルの落書きがあった。
梁の裏に飛行機(戦闘機)と富士山らしき山のノミ跡は戦時中から戦後にかけての修理の時に描かれた落書きらしい。
描いた職人さんは、後世に屋根裏に人が入って自分の書いた落書きが見つかるとは思っていなかったことだろう。
また、天井裏の見えないところに本来飾りである蛙股が作ってあるのは、鎌倉時代までは天井板はなく下からも見えていたもので、天井板は後世に作られたものらしい。それを聞けば納得。
めったに入れない良い経験をさせてもらった。
平城遷都1300年祭
お昼の食事をしてから、平城遷都1300年祭がおこなわれている平城宮跡へとシャトルバスに乗る。
4月に始まってまだまだと思っているうちに今になり、ちょうどよい機会に来れた。涼しいし。
平城京歴史館は受付中の最終入館(16:00)の切符を買って、待ち時間に大極殿などをまわる。
ニュースでは聞いていたが、大勢の客が来ている。
近鉄線路を渡って大極殿で高御座などを見、そこからまた近鉄線路を渡って歴史館まで。まるでハイキングのよう。
障がい者・75歳以上の高齢者などのためにはハートフルトラム・ハートフルカートが走る。
車いすの貸し出しもされ高齢の方も多く見かけた。そりゃそうでもしないと無理だ。
やっと入れた歴史館は映像展示・VRシアター・遣唐使シアターでわかりやすい。
平城京の再現映像も良かったし、遣唐使シアターはバーチャルリアリティでちょっと目がくらくらしたけど臨場感にあふれていた。最後に復原展示してある遣唐使船に乗った。全長30mという船は竹で編んだ帆がついていた。この船で嵐に耐えて辿り着くのは奇跡のようなものではないか。
さっき見た映像と合わせ、外国の文化を取り入れるのに命がけで臨んだ遣唐使や当時の人達の様子がよくわかった。