桜井駅から明日香資料館までバスに乗り、そこから歩こうと、バスの時刻を調べて行ったのに・・
季節運行で「6月1日~9月16日の土日祝日のバスは運航なし(季節運行)」
ええ~っ。調べて行ったのにひどい!
どこへ行こうか・・安倍の文殊あたりでも??
とにかく南へ歩き出す。
途中で右の奥に見えた公園を抜けて南へ行く。
「さくらはし」寺川 に出た。
そうや。寺川の右岸を西へ歩こう。方向はわかっている。
誰も通らない川の道。
川原にはツルヨシの匍匐茎が這っている。
ヨシの繁みからはギョギョシギョギョシとヨシキリの声がうるさいぐらい。
すぐ近くで声がするのに、姿を見つけられない。
草の茂る細い道になった。
ヤブジラミにアカスジカメムシが・・10匹ぐらいいた。
小西橋の所に出た。
ここは古代の官道「横大路」の東の端になる。
「難波より京(飛鳥)に至る大道を置く」と日本書記」推古天皇の条に記述される「横大路」の奈良県ルートでは、西は当麻町の長尾神社から大和高田市・橿原市を通り、ここ小西橋東詰めまでの13㎞をいう。
横大路の道へ入らず、もう少し川沿いを行こう。
ヒメガマ 若い穂が見える。
シュロガヤツリも川の中にある。
抜けられるかな?
細い道を抜けた。
途中にハンゲショウの群生
カラムシの葉をつづった中にアカタテハの幼虫
お庭のアガバンサス白花 おうちの人が出ておられ、お断りして撮影。
横大路に入る。
右に入って、横内神社へ。
手前の田んぼを覗くと、カブトエビやホウネンエビの姿。なつかしい。
ちょっと大きいカブトエビも。
片手を水の中へ突っ込んだが、捕れるものではない。
水の中を見ながら歩いていると、カブトエビが浮かんでいた。死んでいるよう。
掬ってメモ帳の上に置く。
体長約38㎜ 普通のカブトエビよりは大きいように思うが・・
ひょっとして、これがアメリカカブトエビというものか??
普通のカブトエビか? わからない。
橘街道を横切り・・
西之宮阿弥寺 子安子育地蔵尊 ここはもう橿原市
餌をくわえたハクセキレイが車道に降りた。
自動車が止まる。その後、ハクセキレイはそばの家のガレージへ。
コシアキトンボを捕まえたようだ。
三輪神社 御神木の大槻木(おおつきのき)ケヤキの古木 貫禄!
江戸時代に書かれた「西国三十三所名所図会」にも描かれている。
三輪神社の南は「横大路」西に「中ツ道」が交わるところに建っている。
このケヤキの木は旅人のよい目印になったことだろう。
三輪神社 拝殿
境内にはエノキやカヤノキの大木もある。
チラリと見えた鳥居
市杵嶋神社だった。
境内のソテツ 新葉がきれい。
大きい木ではないのに、古い種子が残っていた。
空き地に草に紛れてフトイがあった。
空き地は元は田んぼだったのかもしれない。
栽培しておられたのだろうか?と想像。
暑い時なので、無理せず、耳成駅から電車に乗って帰る。
横道にそれようが、気の向くまま・・気まま歩きは面白い。