植物部会のオプションで初めての薬草園へ
大津京駅からバスに乗って、15分ぐらい歩く。
もうここ比叡平はだいぶ高所
まだウワミズザクラが満開だった。
案内文によると、池の谷地蔵 薬草園は「ご住職が15年かけて600種の
薬草・木を植えられたもの」だそうだ。地蔵尊は尾根筋にあり、分水嶺
になっているそうだ。「敷地の北へ降った雨は白川の源流になり、南に
降った雨は琵琶湖に注ぐ」という。
山には自然の草と植えられた薬草が混然としていた。
「もっときれいにしておけばいいんですが、手が回らなくて・・」と
おっしゃるが、こんな自然な感じがいい。
説明してくださった ワサビの谷 ワサビも薬草

ワサビの横にネコノメソウの群落 バイカイカリソウ

オウレンはもう実になっていた オオバナエンレイソウ

ツルニンジンの根 植えかえのために掘り上げたもの。
これで「ニンジン」かあ。なるほど。初めて根に出会えてうれしい。
右)ミズバショウの谷 まだ少し花が残っていた。
他花が咲いていたもの ミツガシワ・クサノオウ・モクレン(ピンク)
・バクチノキ・クリンソウ・ウスバサイシン・カラダイオウなど
花はないが、ショウマの仲間・サンカヨウ・ホップ・メグスリノキ・
ヨロイグサなど どんな花が咲くのか興味がある。
見終えてから大文字山経由で帰ることになった。
途中の山道で、Sさんが「前に来た時に見た」という「ホオベニタケ」
を探す。

ホオベニタケ 季節外れのようだが残っていた。
私が前に見たことのあるクチベニタケとは少し違うらしい。
1㎝あるかないかの小さなキノコ
Aさんからはウラジロで「子供の時遊んだ」というバッタを教えてもら
った。葉をむしり、葉柄を折って地面に置き、中央を押すと見事に
「ピョン」と高く跳びあがる。面白い。
火床の横から真下に降りる感じで銀閣寺近くの哲学の道にでた。
そこから京阪の出町柳の駅まで歩く。コンクリート道は足の裏にこたえた。
右)町中から大文字が見えた。あそこから降りてきたんだ。