みどりの野原

野原の便り

8月11日 飛鳥散歩 虫たちに出会う キヌガサダケ

2014年08月11日 | Weblog
お墓参りを済ませてから1人で飛鳥散歩

 
       ヒメウラナミジャノメ         カタバミにヤマトシジミ 

 
  透け透けカラムシ犯人は誰?   カラムシにツチイナゴの幼虫 でも食跡が違うね。

 
       ヤマトフキバッタ?        ニシキリギリス

 
テイカカズラにずらりと並んだアオバハゴロモ    オオモンクロクモバチ

他にもシオカラトンボやツバメシジミやアゲハチョウの仲間などに出会った。

3時間あまりゆっくり歩く。大勢で歩くとたくさんの種類が見つかる。でも1人で歩くといいとこもある。
それは虫たちとゆっくり向き合えること。

「もうちょっと近寄らせてくれたらうれしいな」「あんたきれいね~」と虫に声をかけながら近寄ると、結構近くまで寄らせてくれる。  
網も持たず、望遠レンズも持たない私が写真をとるには虫の協力しかないのだ。

竹藪のそばを通った。キヌガサダケがないか?と見まわすが、残骸(もう午後なので)もない。
足元に白いものが見えた。

 
小さかったので、ホコリタケかと思って取ってみた。そして、マシュマロの中身を思い浮かべながら割ると・・ゼリー状のものがあった。 しまった。ホコリタケではなくキヌガサダケの卵(幼菌)だったのだ。ごめんごめん。


半分に割ってみた。 ゼリーの中には黒っぽいものが。芯は白い。臭い匂いはない。
黒いところが若い胞子でこれが熟して?グレバになるのか? 
どれがメッシュのドレスになるのか・・残念ながらわからなかった。
ちょっと若すぎたのかも。 
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8月7日 葛城山 ヤマユリ満開 ナツノタムラソウ オオナンバンギセル

2014年08月07日 | Weblog
葛城山上の気温は23℃ 避暑気分

山上の花

       
                    ヤマユリが見事            

 
      オオナンバンギセル            カワラナデシコ


 
       ナガバノコウヤボウキ       ツクバネ まだ若い

 
        キノコ 割ると白い乳が出た     キノコ管孔がある


        ナツノタムラソウ
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8月3日 蒜山・大山③ 雨 大山自然歴史館 皆ヶ山

2014年08月03日 | Weblog
3日目最終日

起きて鏡を見てびっくり。 わ!お岩さまだぁ。
昨日コブになっていたおでこの腫れが少し引き、その代わりに右まぶたが大きく腫れて・・・美人台無しだぁ・・

さて、今日は退所日
布団やシーツの始末 決まり通りにたたんだり置いたり返したり。
最後の掃除。部屋と割り当ての玄関の掃除


朝食の盛り付けも朝は自分たちで行う。
すべて宿泊の小学生と同じ。学生気分を味わう?

外は雨
予定の登山は中止になり、大山自然歴史館の見学と皆ヶ山(みながせん)を途中まで登ることになった。


大山自然歴史館は大山の成り立ちのことや、この辺りで見られる昆虫や植物などの写真もたくさんあった。


蒜山高原キャンプ場から皆ヶ山の途中まで。

 
ノギラン 葉の脇から花茎が出る。   
            右)イチヤクソウ 花が終わって象の鼻のような柱頭が目立つ。


イソノキ赤い果実が鈴なりだった。

バスの中で弁当を食べて帰路につく。
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8月2日 蒜山・大山 ②-2 大山山麓 横手道 

2014年08月02日 | Weblog
またバスで少し移動して横手道へ。
横手道は大山の西~大山寺への山麓の道 標高800 平坦で気持ちの良い道だった。

二ノ沢 一ノ沢 など溶岩ドームからの枯れ川が横切っている。
 
トリアシショウマ花はもう終わっていたが、タニウツギと共に日本海要素の植物だという。
                   右)カワラナデシコが鮮やかに

 
上は一ノ沢溶岩ドーム(霧で見えない)  右)下には噴火時に火砕流が流れ下る枯れ川。


火成岩の中には斑状組織 
ルーペで見ると黒くて六角形の黒雲母が見えるというが、これかな?ぐらいにしかわからなかった。

 
             大山町から伯耆町へ

 
      ブナやミズナラの混じる木立 日陰が多く歩きやすい。

 
    標高800mの横手道からの見晴らし    右手に中海が見える。

 
        ヤマブドウ     サルナシの果実 もう少し熟していたら・・

 
       ホソバヤマハハコ?       ずっと下に建物が見えた。
ここは桝水高原スキー場だ。横手道はこの先大山寺まで続くが、私たちはリフトに並行するゲレンデの斜面を下る。

 
        ママコナ                キキョウ

 
       ヒヨドリバナ               ユウスゲ
高原はすっかり秋の風情だ。


山裾あたりに可愛い子ヤギが2頭 繋がれた周りの草は食べつくしてものほしそうに寄ってきた。

宿舎に帰着
同室の人が私の顔を見て「どうしたん?」帽子をとって鏡を見たら、おでこに直径3センチぐらいのタンコブがポッコリと・・なんかかゆいと思ってたら、虫に刺されたらしい。

夜は植物・昆虫・地質 などの報告や確認や整理で2日目も終わる。 
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8月2日 蒜山・大山 ②-1 蒜山の森 植生遷移を実感

2014年08月02日 | Weblog
朝宿舎のまわりを散歩
珍しいものはなかったが、ウバユリやウツボグサ、カワラナデシコ、昆虫など見た。

 
       セマダラコガネ         ダイミョウセセリ

朝食前に掃除の時間 宿泊している部屋ごとに自分の部屋と共に共用部の清掃が割り当てられている。
私たちの部屋の担当は玄関 ホール コンクリート部。掃除機や箒や雑巾を使って掃除。

朝食後バスで今日の観察地 「鳥取大学農学部 蒜山の森」  へ
バスを降りて水路沿いの車道を歩く。車がよく通る。

 
「蒜山の森」遷移実験区 見えているのは草刈りや野焼きなど人が管理して遷移が止まり、草原状態を維持している半自然草原 右に向かって、6年・14年・21年以上放置したらどうなるか?の実験地へと続く。
この草原をまっすぐ尾根まで登る(傾斜40度ぐらいのところもある)と、楽々コース組に分かれた。
 
      山裾の畑土は真っ黒  

しばらく車道沿いに歩いた後、緩やかな登り。楽々コースで正解。いろいろ花が見られた。

 
      オミナエシ                オオマツヨイグサ 
               
 
       ヤマジノホトトギス            オオバギボシ

  
         キキョウ               コオニユリ 

 
シュロソウちょうど花期        ムシカリ(オオカメノキ)

オトコヨウゾメ(果実)・ヤマジノホトトギス(花)ツリガネニンジン(花)・ノギラン(花)など・・いろいろあり過ぎて尾根道に着いたら、登り組からお迎えが・・

 
尾根道 草丈の高いところでは前を見失いそう。   カシワの木 
        
合流して遷移のお話を聞き尾根道を進んで斜面の遷移の移り変わりを体感

 
20年?放置したところ 同じ太さのクリやアベマキなど 
                 右)初めてオヒョウの自生の木を見た。
この尾根の道は昔は街道だったそうで、もう少し行ったところには道標が残っているとか。

 
尾根道にいた ガ 小学生の子に尋ねると「ヒトリガの仲間」と。帰って調べたら「シロヒトリ」らしい。これがそうなのか。よく見る毛虫の親になった姿だった。  
                  右)スネケブカヒロコバネカミキリ
バスで移動
食事場所になった 「鏡ヶ成」は 鳥取県大山の南麓にある休暇村 スキー場もある標高930mの高原。自然保護憲章発祥の地」の石標が立っていた。   
午後の部へ続く。
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8月1日 蒜山・大山① 塩釜冷泉 珪藻土採掘場(許可を得て観察)

2014年08月01日 | Weblog
お昼頃に蒜山の山裾に到着

 
塩釜冷泉という湧水があった。
説明板によると、年中水温は10℃ 600戸の水源になっているそうだ。
木陰に澄んだ湧水 しばし暑さを忘れる。

午後は旭川の河岸段丘を歩き、珪藻土の採掘場を見学する。
大山の噴火でせき止められた所に珪藻や火山灰が溜まり埋まってできた。

 
珪藻土を採掘しておられる会社はここで採掘した珪藻土をコンベアーで運び、ほぐして乾燥させ1000℃で焼成。高温で焼くことによって珪藻土の中にわずかに含まれる花粉なども燃えてなくなり、水分もなくなり、鉄分も酸化鉄となって安定し、高品質の「ろ過材」ができるとのこと。
製品はビールやしょうゆなどの食品のろ過にも利用されるらしい。

 
広い採掘場 パワーショベル・ブルドーザーによる露天掘りらしい。今日は採掘はされていなかった。
 
珪藻土層が現れた斜面 固い岩のように見えたが柔らかくもろい薄い層の重なり。


まるでミルフィーユ 持ちあげると崩れてしまう。
白っぽい縞は冬に・黒っぽい縞は春と秋に繁殖する珪藻で、白と黒で1年分 2ミリぐらいの厚さがある。縞の厚さは太陽活動の影響も受けるとか・・
層の中にある軽石の年代を調べると、ここは52万年前の地層で、珪藻土層の厚さは100mもあるのだとか。

蒜山・大山山麓は火山地形
その後歩いた所に所々に火山地層の現れた露頭が見られた。

 
黒・薄いオレンジ・白っぽい色・の地層 それぞれに違う土質。
地表に近い黒いところは「黒ボク」といい、人間との関わりがあったと思われる所。
「ローム層」「上のホウキ」など聞きなれない名称。下部の「火砕流」は軽石などを含む。

宿舎の大山青年の家に到着
入所式のあと、シーツのたたみ方など決まりごとの説明あり。
部屋は6人 2段ベッド 2人が上段に行ってくださった。
食事の後、周辺散策 風呂
その後、地質・植物・昆虫などの報告や火山ガラスの顕微鏡で見たりなどして1日が終わる。
地質について不正確なところもあるかも。難しい。
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