みどりの野原

野原の便り

8月1日 蒜山・大山① 塩釜冷泉 珪藻土採掘場(許可を得て観察)

2014年08月01日 | Weblog
お昼頃に蒜山の山裾に到着

 
塩釜冷泉という湧水があった。
説明板によると、年中水温は10℃ 600戸の水源になっているそうだ。
木陰に澄んだ湧水 しばし暑さを忘れる。

午後は旭川の河岸段丘を歩き、珪藻土の採掘場を見学する。
大山の噴火でせき止められた所に珪藻や火山灰が溜まり埋まってできた。

 
珪藻土を採掘しておられる会社はここで採掘した珪藻土をコンベアーで運び、ほぐして乾燥させ1000℃で焼成。高温で焼くことによって珪藻土の中にわずかに含まれる花粉なども燃えてなくなり、水分もなくなり、鉄分も酸化鉄となって安定し、高品質の「ろ過材」ができるとのこと。
製品はビールやしょうゆなどの食品のろ過にも利用されるらしい。

 
広い採掘場 パワーショベル・ブルドーザーによる露天掘りらしい。今日は採掘はされていなかった。
 
珪藻土層が現れた斜面 固い岩のように見えたが柔らかくもろい薄い層の重なり。


まるでミルフィーユ 持ちあげると崩れてしまう。
白っぽい縞は冬に・黒っぽい縞は春と秋に繁殖する珪藻で、白と黒で1年分 2ミリぐらいの厚さがある。縞の厚さは太陽活動の影響も受けるとか・・
層の中にある軽石の年代を調べると、ここは52万年前の地層で、珪藻土層の厚さは100mもあるのだとか。

蒜山・大山山麓は火山地形
その後歩いた所に所々に火山地層の現れた露頭が見られた。

 
黒・薄いオレンジ・白っぽい色・の地層 それぞれに違う土質。
地表に近い黒いところは「黒ボク」といい、人間との関わりがあったと思われる所。
「ローム層」「上のホウキ」など聞きなれない名称。下部の「火砕流」は軽石などを含む。

宿舎の大山青年の家に到着
入所式のあと、シーツのたたみ方など決まりごとの説明あり。
部屋は6人 2段ベッド 2人が上段に行ってくださった。
食事の後、周辺散策 風呂
その後、地質・植物・昆虫などの報告や火山ガラスの顕微鏡で見たりなどして1日が終わる。
地質について不正確なところもあるかも。難しい。
コメント
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