「Ladeis and gentleman! start your engine!!」
スタート1分前のアナンス。
《Joy耐》決勝がいよいよスタートです
92台のマシンがローリングスタートでバトル開始!
が・・・スタート早々に自分達のマシンが帰ってきません・・・
シフトリンケージトラブルでコースサイドにAドライバーの
ワタナベさんがマシンを止めたのです(シフト不能)
でも、Joy耐のよい所はこれでリタイヤに成らない事。
オフィシャルが修理可能エリアまでマシンを運んでくれます。
チームみんなのの頑張りでコースに復帰です
(自分は体力温存の為、ジッと我慢でピットで待ちます)
約30分をロスしホトンド最下位・・・
でもその後は予定の20周をワタナベさんが怒涛の追い上げ!
給油後、ワタクシにドライバーチェンジ
マシンにも慣れ、ブレーキロックやシフトミスも減り、
前のマシンを次々パス!
この辺はバトル慣れしていますからズバズバ行きますよ
しかぁ~し・・・またしてもトラブル!
今まで好調だったエンジンが7000回転前後しか
回らなくなってしまいました
(シビックは7000~9000回転が最も美味しいところ)
勿論ペースはガクっと落ち、騙し騙し4周を消化。
「もしかしら燃料の偏りかも?」
燃料補給を早めにする為、サインボードを出している、
サインマンに数周に亘りパッシングや手で合図します。
「伝わったかな?・・・・」
不安でしたが給油エリアにマシンを入れます。
(ピットから離れた場所に給油エリアがあるのです)
でも、やっぱり誰も居ません・・・・
「どうしよう・・」一人では給油は不可能。
でも数分後、山形から来てくれた友人のクルーが自分を見つけてくれました。
規定時間より3分程ロスしたもののピットに戻る事が出来
Cドライバーの「しのりん」さんへチェンジ。
降りたら、汗でビッショリでヘロヘロ・・・
給油をしたもののエンジンの調子は戻らず、騙し騙しの走行に。
Dドライバーの「さむさん」のドライブ中には
ペースカー明けのリスタートでフライングを取られるオマケも
ドライバーは2順目に入り、「ワタナベさん」「ワタクシ」と我慢のレース。
後ろからの速いマシンに道を譲り、労りながら大事にドライブします。
エンジン不調は相変わらず、その上タイヤはグリップダウンし
ブレーキは甘くなり、シフトも渋くなってと満身創痍。
最後は残り10分で「しのりん」さんにチェンジして、
7時間の耐久レースを走りきり、栄光のチェッカーフラッグ
チェッカー後、周りのスタッフと握手・・・思わず涙が出ちゃいました
結果は69位。表彰式では完走賞として小さな盾とシャンパンを頂きました。
小さな小さな盾でしたが、今までの全ての苦労の結晶の貴重な盾です
その後、ピットの片付けとマシンを積み込み、
来年またみんなで《joy耐》に参加を約束して解散しました。
自分にとっては初めての耐久レースであり、また
キャリアの中で最も大きな大会でありました。
成績も自分のドライビングも決して満足の行けるものでは
ありませんでしたが、本当に楽しくて有意義で
貴重なレースを体験する事が出来ました。
最後にレースに誘って下さったチーム「ゲットウィン」の
ワタナベさん、マツオカさん始め、
Bドライバーのしのりんさん。Dドライバーのさむさん。
そして手伝って下さった多くのサポートメンバーの
皆さんに御礼申し上げます。
「本当にありがとうございました!」