La douce vie

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フィギュアスケート:中国杯2007 男子

2007-11-12 | figure skathing、ice show
ジョニー・ウィアー選手。優勝おめでとう!
昨シーズンの「キング・オブ・チェス」は新しい挑戦でよいプログラムだと思ったけれど、やはり自分のしたいスケートは今シーズンのようなものだと再認識したのでしょうか。SP、FSともジョニーの魅力をいっぱい引き出したプログラムです。
SP、FSミスなく優勝。失礼ながらFSで完璧なジョニーというのをはじめて見ました。ジョニーにしか出せない美しい世界。肩から腕、指先まで神経の行き届いたたおやかで繊細な表現は女子でもなかなかお目にかかることはない美しさです。
ジャンプ構成に余裕を持つことでプログラム全体を完璧に披露したという印象。でも、私はこういうプログラムもありだと思う。というか見ていて堪能できます。ジョニー・ウィアー選手やジェフリー・バトル選手にはこういうスケーティングがいいと思う。
しかし、SPとFSの衣装が白黒で似ている。気に入ってるんだなー。

ライサチェック選手も悪くなかった、というかよかった。GPシリーズ前半でジャンプミスが1つで2位は少し気の毒。違う大会であれば2つの大会の演技のどちらかで優勝できただろうと思う。今回のトスカはとても彼の情熱を感じます。それは「トスカ」という楽曲からインスピレーションの来るものというよりは「負けたくないんだ!」という強い意志を感じます。

今年、アメリカの二人がこの勢いでグランプリ・ファイナルや全米選手権でぶつかりあえば、昨シーズンの高橋選手と織田選手のぶつかりあいで生まれた急成長同様すごいことになるのではないかと思う。
しかし、アメリカのファンだったらスケート・アメリカでこの試合を見たかったでしょうに。

新ルール変更で「突出するな」と私が思ったのはランビエール選手と織田選手とキム・ヨナ選手でした。
そのランビエール選手はSPもFSもまるでスピードを感じませんでした。
新しいSPの出だしはマドンナの「VOGUE」のPVのヴォーグ・ダンスを思わせるようなスタイリッシュなポージングが印象的です。
FSは世界選手権で気迫のこもった「ポエタ」を見てしまっているので、ちょっと辛かった。ジャンプミスの頻発は「いつも調整が遅い」と言う説を信じたいものです。2試合目を見ないとなんとも言えない内容でした。