La douce vie

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フィギュアスケート:太田選手引退

2008-11-27 | figure skathing、ice show
この秋はこんな出だしが何度続いたことでしょう。
本当に素晴らしい選手ばかりで胸に大きな穴がぽっかりと空いています。

太田選手の演技を初めてみたのはDOIの復帰のEXでした。
その時は非常に表現力がありエレガントで非常に柔軟性のあるスケーターだと感じた程度だったのですが、年末の全日本で競技プログラムとしてのSPを見た時にさらに練りこまれたプログラムをみて、彼女の魅力に遅まきながら引き込まれたのでした。

翌年の「アランフェス協奏曲」は間違いなくその年全選手の中で一番大好きだったプログラムでした。ギターの音色がつまびくメロディを的確に素晴らしい感性で表現していました。実をいうと「アランフェス」の楽曲ってそんなに好みでなかったのですが、太田選手の演技を見て初めて楽曲の素晴らしさに改めて気付かされました。
「あぁ、振付師ってこんな風に表現してもらいたいって思っているんだろうなぁ」としみじみ思ってしまったことを覚えています。
スパイラルの時も肩、肘、手首の角度、二の腕、腕、一本一本の指の位置、総てにおいて妥協がない、あのスパイラルの究極の美しさはそういうったものだと感じました。(足の高さは技術力と柔軟性の賜物ですね)

動画で見た「ピカソダンス」の斬新な振り付けも忘れることができません。クラッシックやバレエの演技の印象の深い太田選手にとって異色の素晴らしいプログラムでした。

また、太田選手のことを語る上で、解説をされていた方々が皆異口同音にいちスケーターに戻って彼女の表現力やスケーティングに敬意を示していることも印象的でした。

あぁ、今回も文章になってないな・・・


太田選手にとってシニアに上がってから辛いことが多かったでしょうが、あの「アランフェス」は大人になってからでないと出せなかった表現ではないかと思います。頑張って選手生活を続けてくださったことに敬意と感謝でいっぱいです。
学業に戻られるとのことですが、ぜひアイスショーも少しでも多く出演して頂きたいものです。