La douce vie

sweetsや美味しいもの,雑貨,映画,art,音楽,本,マンガ,スポーツ観戦,ice show,旅行等ゆるブログです

フィギュアスケート:アイスダンスFDとちょこっとEX

2014-03-31 | figure skathing、ice show
カッペリーニ&ラノッテ
突然、優勝候補になって、とても演技が硬くなってしまっている、がんばれ、がんばれ!という感じでした。
ヴァーチュ&モイヤとデービス&ホワイトという2大勢力がいなくなって、千載一遇のチャンスを掴んだのは彼らでした。
二人の快挙に水を差すわけではないですが、SDとFDの僅差や順位から、来年からアイスダンスの競い合いが熾烈になりそうですね。
イタリアはフェイエラ&スカリも上手かったですね。

ウィーバー&ポジェ
フィギュアスケート現役選手男子イチのイケメンは私の中ではポジェです。
カナダらしく、1つ1つが上手いし、大人の品がある演技ができる二人です。
そして、やっぱり、日本でカナダはお約束の銀。

ペシャラ&ブルザ
まず、作品ありき、この二人からはいつもそんな感じがします。
豪快なリフトも精確なツイズルも素晴らしいけれど、私がアイスダンスいやフィギュアスケートで楽しみにしているのは「どんな作品を見せてくれるか?」ということだから、お気に入りのカップルでした。
ソチで引退を決めた二人が日本にやってきてくれたのは、五輪のメダルは取れなくても、ここで金メダルを取れる可能性が高かったからだったと思う。
表彰台の二人の表情を見ていて、アボットのキスクラくらいつらくなりました。

イリニフ&カツラポフ
FD1位。悔しかったでしょうね。
このプログラム、好きなんですが、五輪で突然評価が上がってしまって、そういうのを見ると、複雑な気持ちになります。二人にはなんの責任もないし、ベストを尽くしたと思うけど、その一方でこつこつと積み上げたものが無意味になってしまうスケーターもいて、なんとも言えない気持ちになります。

シブタニ兄妹
いつものNHK杯のお客さんよりシブタニファンが少ない印象。FDのいつもぴしっと決まるツイズルが今日は珍しくイマイチだった気がして残念でした。



スーパーマリオ!
モナコの選手のマリオにピーチ姫のカロリーナ、プレイヤーのトマシュ!と、ヨーロッパ人は遊び心があっていいな、そして、快く、世界選手権の招待に入れたのもよかったです。トマシュがわりと役割が多いのが、彼の人柄を垣間見た気がしました。
(もちろん、私は2007年…ではなく、2006年の織田君のEXのマリオも最高だと思っています!)

トマシュのハチマキを見ながら、2007年の東京ワールドに参加していた日本人選手はもう真央選手だけなんだな、と、思いました。
これだけ日本でフィギュアスケートが注目され続けるということは思いもしませんし、私もずっと競技を追いかけ続けるとは思いませんでした。
巨大なスケートブームの中心にいた真央ちゃんには本当に感謝しているし、私はきっと「愛の夢」の頃から真央ちゃんのスケートの虜になっていました。
苦しい後にこういう場面が待っていて、本当によかった。

こんなに2007年のことを繰り返すのは私が行った初めての競技会だったからです。
当時のプログラムはすらすらと思い出すことができます。
キャラクターにぴったりのジュベールの007と織田君のFly me to the moon。ジョニーの珍しく男前なSP,プレオベールの蜂!オリエンタルなサンデュ、音楽そのものだったジェフのアディオス・ノニーノ、ライサチェックの代表プログラムの「カルメン」、競技を超越しArtと融合したランビエールの「ポエタ」と高橋選手の「オペラ座の怪人」
あの時代を見ることができて本当に楽しかった。新採点法で急にすくいあげられるようにトップスケーターとなった彼らは少し欠点もあって、どの試合で誰が勝つか分からない楽しみがあった。でも、欠点以上にこれ以上となくスター性のある個性を持つ面々でした。
本田さんの言葉を借りれば「あの時代に闘ってきた(のを見てきた)ことを誇りに思う。」です。

フィギュアスケートというのは新しいスターが生まれて、そのスターにファンがついて、そしてフィギュアスケートのその時代を愛して、そして、選手たちとファンが引退して、新しいスターが生まれてそのスターと新しいファンが育っていくのかもしれません。
私は高橋クン、荒川さん、中野さん、織田君、小塚君、という日本人スケーターと共に育って、ランビエールやジェフやロシェット、ヴァーチュ&モイヤ、ケア姉弟、ペシャラ&ブルザが活躍した時代を愛して、そして多分、ちょっと休憩します。
来シーズンからは競技の方は小塚君と庄司さんの試合を追うくらいになってしまうと思いますが、ショーの方を存分に楽しもうと思います。