J-SPORTSでリクエストをしているとは知らなかったんですが、四大陸の男子のSPだけ、録画し損ねていたのがずっと心残りだったので、嬉しかったです。
この時、ジェフが休み明けで故障がよくなりつつあって、3Aの調子もよくなってきていて、というのを思い出しました。でも、このSP、前年の振り付けの方が好きなんですよね。この年の方が振付けやトランジッションが凝っていることは分かっているんですが、音楽のニュアンスは前年の方が好みです。
小塚君はこの年初めてのワールド。この疾走感あふれるSP好きだったな。キャリエール懐かしい。ショーン・ソーヤも!
高橋君は心技体が一番良い状況だった時ですね。前年のチャイコフスキー、その前のロクサーヌも好きで、このSWANがどーんと登場して、これだけの作品を毎年披露できることに驚いたものです。モロゾフと高橋君の創造性の黄金期でした。
せっかく加入したのだから、他に見るものはないかな~、と思ったら、アイスダンス!NHK杯のパパシゼとカッペリーニ・ラノッテの演技、両方好きだったので、観ました。パパシゼがNHKよりさらによくなってて、観れてよかった!
パパシゼのプログラムって、モネの睡蓮的な抽象的なイメージでしたが、今回は映画的なロマンスを感じたな。
カッペリーニ・ラノッテのプログラムはやっぱりいい。やっぱり、この二人はドラマチックプログラムを貫いてほしい。
四大陸では、リード・村元組。今シーズン初めて見ました。FSの最後から2つ目のリフトがぐっとくるものがあります。
ウィーバー・ポジェ組、モロゾフコーチかあ。XOIで売り込んだのだろうか…。このカップルどうしても、ポジェに目がいってしまう。(私的、現役1ハンサム賞を贈っている)。テッサとスコットが戻ってきて、辛いとこですね。
シブタニ兄妹。二人の上品なスケーティングと洗練された音楽解釈が昔から好き。マイアが歳を重ねてパッションを弾けさすようになったな。アジア系であること、兄弟であることというアイスダンス競技をする上で、2つの不利な条件を打ち破る稀有なカップルだと思う。
ヴァーチュ・モイヤ組。スケーティングが腰が入っていてひと蹴りの迫力がすごい。横綱相撲。
ヴァーチュ・モイヤ組が帰ってきたことで、アイスダンスが層が厚くなったし、ソチイヤーのアクロバティックスケートから、アーティスティックなスケーティングをする組が多くて私好み。
そうそう、コレオのツイズルわりと同じような傾向の印象。アイスダンスなら、どーんと個性を出して欲しい。
フィギュアスケートTVの浅田真央さんの特集は最後が私の大好きな「愛の夢」。
その時の八木沼さんと西岡さんのコメントが私がこのプログラムを好きな理由と重なって嬉しかった。ちょっとうろ覚えなので、言葉は正確ではないと思いますが、八木沼さんは衣装やメイクや振付けや彼女の雰囲気トータルで好き、というようなコメントだったような。西岡さんは演技を見る時はその背景にある競技での成績や調子などの背景がどうしても入ってくるけれど、このプログラムはそういうこと関係なく見たいプログラム。
私も真央さんの他のプログラムは「この時はSPに苦しんでいたよな」とか、この演技は世界女王になった時のだな、とか、当時の競技者としての彼女の背景がどうしても頭に入ってくる(多分、それはそれで正しい競技スケートの見方だと思う)のですが、「愛の夢」だけは、ただただ、この美しい音楽にぴったりの振り付け、そして、浅田選手と音楽によくあった衣装の世界観がマッチして、競技や背景のことは忘れて見入ってしまう、浅田選手の演技の中で一番見る演技なのです。
・小塚崇彦のフィギュアスケートラボ:ゲスト ケビン・レイノルズ
衝撃的なほど、ケビン・レイノルズ選手の日本語が流暢。日常会話を超えて、スケートについて語ってくれました。
レイノルズ選手と言えば、2008年のNHK杯。私、公式競技は2つしか見たことがなくて、1つは2007年東京ワールド、もう1つはこのNHK杯です。テレビで見ると、まだまだあどけない少年という感じでしたが、織田選手やジョニーと6分間練習で滑る姿を見たら、1番大きくてびっくりした記憶が!衣装も可愛くて、カントリー雑貨屋さんにおいてあるようなお人形さんのイメージでした。
屈指の4回転ジャンパーのイメージがあるレイノルズ選手ですが、やはり、スケートの教育が一番充実している印象があるカナダの選手だなと思いました。
ジャンプがメインディッシュ(肉)というのはよく分かる。3Aがそこまでにがてだったとは。スピンは苦手という印象はないけど、得点を稼ぐため、表現と逸脱してしまっている現状が残念と繰り返し言っていることが印象的。そう、昔はこの選手はこのスピン!とか、このプログラムはこういうスピンとか、印象的なスピンがあったものですが、今はレベル取りにしか見えないですね。それはそれで仕方ないけど、なら、何故、ステップは緩和したのかな?と、謎。だったら、スピンも1つは緩和しちゃえばいいんじゃない?音楽に合ったスピンが入ればプログラムの印象もぐっと変わると思うし。と、思ってしまう。あ、これ、レイノルズ選手の意見じゃなくて、私のボヤキです。
ステップは観客に伝わっているかが重要。デザートのような存在。レベルを取るのは当然だけど、フィギュアスケートをするなら、観客にプログラムを届けることが大切ということかな?
レイノルズ選手の日本語で上手さは相当衝撃的ですが、小塚君もよく話を引き出せたと思うし、他のスケーターの演技もよく見ているな、と、感心しました。見て、よい部分を評価してくれている事が分かるから、心を開いて話もできるってものです。
CSならではの良番組。インタビュアーがスケート知識があまりない人でもなく、スケート専門の記者でもなく、世界屈指のスケーターであり、社会経験も積んだ小塚選手だから、話を聞き、理解でき、言葉にできるうまさがありました。ちんぷんかんぷんな質問に煩わされることも、リップサービスを求めるような日本の○○選手についてどう思いますか?みたいなのもなくて、インタビュアーが自分が描いたストーリーに話を誘導するわけでもなく、潔く本題の話に時間を使うことができて、ケビン個人の競技スケートに対する考えを垣間見ることができました。
この時、ジェフが休み明けで故障がよくなりつつあって、3Aの調子もよくなってきていて、というのを思い出しました。でも、このSP、前年の振り付けの方が好きなんですよね。この年の方が振付けやトランジッションが凝っていることは分かっているんですが、音楽のニュアンスは前年の方が好みです。
小塚君はこの年初めてのワールド。この疾走感あふれるSP好きだったな。キャリエール懐かしい。ショーン・ソーヤも!
高橋君は心技体が一番良い状況だった時ですね。前年のチャイコフスキー、その前のロクサーヌも好きで、このSWANがどーんと登場して、これだけの作品を毎年披露できることに驚いたものです。モロゾフと高橋君の創造性の黄金期でした。
せっかく加入したのだから、他に見るものはないかな~、と思ったら、アイスダンス!NHK杯のパパシゼとカッペリーニ・ラノッテの演技、両方好きだったので、観ました。パパシゼがNHKよりさらによくなってて、観れてよかった!
パパシゼのプログラムって、モネの睡蓮的な抽象的なイメージでしたが、今回は映画的なロマンスを感じたな。
カッペリーニ・ラノッテのプログラムはやっぱりいい。やっぱり、この二人はドラマチックプログラムを貫いてほしい。
四大陸では、リード・村元組。今シーズン初めて見ました。FSの最後から2つ目のリフトがぐっとくるものがあります。
ウィーバー・ポジェ組、モロゾフコーチかあ。XOIで売り込んだのだろうか…。このカップルどうしても、ポジェに目がいってしまう。(私的、現役1ハンサム賞を贈っている)。テッサとスコットが戻ってきて、辛いとこですね。
シブタニ兄妹。二人の上品なスケーティングと洗練された音楽解釈が昔から好き。マイアが歳を重ねてパッションを弾けさすようになったな。アジア系であること、兄弟であることというアイスダンス競技をする上で、2つの不利な条件を打ち破る稀有なカップルだと思う。
ヴァーチュ・モイヤ組。スケーティングが腰が入っていてひと蹴りの迫力がすごい。横綱相撲。
ヴァーチュ・モイヤ組が帰ってきたことで、アイスダンスが層が厚くなったし、ソチイヤーのアクロバティックスケートから、アーティスティックなスケーティングをする組が多くて私好み。
そうそう、コレオのツイズルわりと同じような傾向の印象。アイスダンスなら、どーんと個性を出して欲しい。
フィギュアスケートTVの浅田真央さんの特集は最後が私の大好きな「愛の夢」。
その時の八木沼さんと西岡さんのコメントが私がこのプログラムを好きな理由と重なって嬉しかった。ちょっとうろ覚えなので、言葉は正確ではないと思いますが、八木沼さんは衣装やメイクや振付けや彼女の雰囲気トータルで好き、というようなコメントだったような。西岡さんは演技を見る時はその背景にある競技での成績や調子などの背景がどうしても入ってくるけれど、このプログラムはそういうこと関係なく見たいプログラム。
私も真央さんの他のプログラムは「この時はSPに苦しんでいたよな」とか、この演技は世界女王になった時のだな、とか、当時の競技者としての彼女の背景がどうしても頭に入ってくる(多分、それはそれで正しい競技スケートの見方だと思う)のですが、「愛の夢」だけは、ただただ、この美しい音楽にぴったりの振り付け、そして、浅田選手と音楽によくあった衣装の世界観がマッチして、競技や背景のことは忘れて見入ってしまう、浅田選手の演技の中で一番見る演技なのです。
・小塚崇彦のフィギュアスケートラボ:ゲスト ケビン・レイノルズ
衝撃的なほど、ケビン・レイノルズ選手の日本語が流暢。日常会話を超えて、スケートについて語ってくれました。
レイノルズ選手と言えば、2008年のNHK杯。私、公式競技は2つしか見たことがなくて、1つは2007年東京ワールド、もう1つはこのNHK杯です。テレビで見ると、まだまだあどけない少年という感じでしたが、織田選手やジョニーと6分間練習で滑る姿を見たら、1番大きくてびっくりした記憶が!衣装も可愛くて、カントリー雑貨屋さんにおいてあるようなお人形さんのイメージでした。
屈指の4回転ジャンパーのイメージがあるレイノルズ選手ですが、やはり、スケートの教育が一番充実している印象があるカナダの選手だなと思いました。
ジャンプがメインディッシュ(肉)というのはよく分かる。3Aがそこまでにがてだったとは。スピンは苦手という印象はないけど、得点を稼ぐため、表現と逸脱してしまっている現状が残念と繰り返し言っていることが印象的。そう、昔はこの選手はこのスピン!とか、このプログラムはこういうスピンとか、印象的なスピンがあったものですが、今はレベル取りにしか見えないですね。それはそれで仕方ないけど、なら、何故、ステップは緩和したのかな?と、謎。だったら、スピンも1つは緩和しちゃえばいいんじゃない?音楽に合ったスピンが入ればプログラムの印象もぐっと変わると思うし。と、思ってしまう。あ、これ、レイノルズ選手の意見じゃなくて、私のボヤキです。
ステップは観客に伝わっているかが重要。デザートのような存在。レベルを取るのは当然だけど、フィギュアスケートをするなら、観客にプログラムを届けることが大切ということかな?
レイノルズ選手の日本語で上手さは相当衝撃的ですが、小塚君もよく話を引き出せたと思うし、他のスケーターの演技もよく見ているな、と、感心しました。見て、よい部分を評価してくれている事が分かるから、心を開いて話もできるってものです。
CSならではの良番組。インタビュアーがスケート知識があまりない人でもなく、スケート専門の記者でもなく、世界屈指のスケーターであり、社会経験も積んだ小塚選手だから、話を聞き、理解でき、言葉にできるうまさがありました。ちんぷんかんぷんな質問に煩わされることも、リップサービスを求めるような日本の○○選手についてどう思いますか?みたいなのもなくて、インタビュアーが自分が描いたストーリーに話を誘導するわけでもなく、潔く本題の話に時間を使うことができて、ケビン個人の競技スケートに対する考えを垣間見ることができました。