RD
冒頭で村元選手の脚の下をくぐるところで、接触の転倒。やはり、この組が高いスキルを持ちながら、経験値の少なさ、というところが出てしまう故だと思う。
ただし、ここから、すぐ持ち直して作品性のキズは最小限に抑えられたと思います。
個人的に、冒頭の唄の後の間奏から次の唄が始まるまでがツボ。
この作品はケア姉弟のスコティッシュ・アイランド(蛍の光)を彷彿とさせる。観客をワクワクさせるプログラム。アイスダンサー(フィギュアスケーター)にとって、それって本質的に大事じやないかと思う。
FD
全日本の体調の悪さが記憶に残っていたので、よく動けていてよかったです。
髙橋選手がオフシーズンに怪我で練習再開まで時間がかかったことを知らなかったので、それを思うとよくこの短期間にこれほどのことをやつてのけたと思う。そして、パートナーである村元選手が彼の技術向上の為、献身的に協力したであろう。村元選手のアイスダンサーとしての立ち居振る舞い(氷上でもインタビューでも)には本当に敬意を感じます。
リフトの後、繊細なガラス製品を置くようにそっと村元選手を着氷させるところ、好きだな。
このプログラムを観ていると、カッペリーニ・ラノッテ組を思い出します。いつも、映画を観るように1つのドラマを見せてくれるカップルでした。私はそういうプログラムが好き。これぞ、アイスダンスを観る歓び。
髙橋選手がシングルの頃、ズエワ氏振付に縁がなかったけど、こうして、ズエワ氏の王道で細部にまで気を配った作品を見ることができるなんて、幸せです。