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『ひらかた仙亭』という、毎年12月に訪れている料亭があるのですが、今年も行ってきました。以前はお品書きを見ながら料理を楽しんだりしたのですが、事前に料理の流れを知らずに味わってみたいと考えたので、今回はメニューを読まずに、出された物を驚きと共に迎えつつ、食べ進めていくという感じにしました。
先付けの柚子釜盛りは、さごしと蕪の柚子香漬けだったんですけど、見た目蕪が白身魚に見えていたので、ちょっとした驚きでした。黄身酢の方も鮮やかでしたし…。ちなみに黄身酢というのは、文字通り卵の黄身と酢、ダシ、葛で作るものです。さらにマヨネーズを入れると若者向きにもなります。温度を上げすぎると黄身が固まってしまうので、慣れないうちは面倒くさいです。と言うか、こういう調味料に至るまで細かい配慮と手間がかかっているのが、料亭の良いところであり、足を運ぶ意味ではないかとも思ったりしています。
造りは、鯉かと思ったんですが甘鯛の昆布〆でした。しょっつるかと思った漬けダレは煎り酒だそうです。酒に梅干しを入れ、沸騰したら火をつけてアルコールを飛ばしたもので、白身魚に良く合いました。で、醤油や味噌のアミノ酸の旨みがワインの天敵だったりするんですけど、醤油ではなく煎り酒ならワインとケンカすることもないんじゃないかと思ったりしました。メンソールはこの時、日本酒を飲んでいたので、ワインとの相性を試すことは出来ませんでしたが…。
造りのもう一品はイカそうめんで、これには料理長自ら鮫肌のワサビおろしでワサビをおろして頂きました。ワサビの辛味成分は揮発性なので、やはりおろしたては旨みも辛味も強烈さも段違いです。実際、コースが終わる頃にはおろしたての時の感動はなくなるくらい味が変わってましたから…。
鍋は、鴨のソップ仕立て。ソップというのは鶏ガラダシのことだとメンソールは思っていたのですが、スープ(soup)という言葉が入ってきた時になまってソップと伝えられたとか。鶏のスープをベースにしてコーン独特の旨みと甘みが絶品のスープでした。たぶん、鴨の臭みを消すという目的でも使われていると思うんですけど、コーヒーフレッシュも使ってあるとのことでした。鴨肉にも合うし、野菜達の味も引き立ててくれるし、素晴らしかったです。
蒸し物は蕪蒸し。鱈白子、百合根、金柑の濃厚な味が楽しめました。
酢物は河豚徳利蒸。やっぱりちり酢が旨いです。止椀は納豆汁で、御飯は合鴨御飯。韃靼蕎麦や舞茸、榎木まで入っていて、素朴だけど、鴨の旨みはしっかりあると言ったご飯でした。ちなみに韃靼蕎麦というのは、モンゴルやネパールなどの中央アジアで古くから栽培されている蕎麦の仲間らしいのです。
口直しにはイチゴ、キウィ、あんぼ柿。とてもしあわせな一時でした。
(店 名) ひらかた仙亭
(ジャンル) 和食
(所 在 地) 枚方市大垣内町3-1-20
(電 話) 072-846-3333
(営業時間) 11:00-20:30(座敷)
11:30-20:30(レストラン)
(定 休 日) 水曜日
(ウ ェ ブ) http://www2.ocn.ne.jp/~sentei/index.html
先付けの柚子釜盛りは、さごしと蕪の柚子香漬けだったんですけど、見た目蕪が白身魚に見えていたので、ちょっとした驚きでした。黄身酢の方も鮮やかでしたし…。ちなみに黄身酢というのは、文字通り卵の黄身と酢、ダシ、葛で作るものです。さらにマヨネーズを入れると若者向きにもなります。温度を上げすぎると黄身が固まってしまうので、慣れないうちは面倒くさいです。と言うか、こういう調味料に至るまで細かい配慮と手間がかかっているのが、料亭の良いところであり、足を運ぶ意味ではないかとも思ったりしています。
造りは、鯉かと思ったんですが甘鯛の昆布〆でした。しょっつるかと思った漬けダレは煎り酒だそうです。酒に梅干しを入れ、沸騰したら火をつけてアルコールを飛ばしたもので、白身魚に良く合いました。で、醤油や味噌のアミノ酸の旨みがワインの天敵だったりするんですけど、醤油ではなく煎り酒ならワインとケンカすることもないんじゃないかと思ったりしました。メンソールはこの時、日本酒を飲んでいたので、ワインとの相性を試すことは出来ませんでしたが…。
造りのもう一品はイカそうめんで、これには料理長自ら鮫肌のワサビおろしでワサビをおろして頂きました。ワサビの辛味成分は揮発性なので、やはりおろしたては旨みも辛味も強烈さも段違いです。実際、コースが終わる頃にはおろしたての時の感動はなくなるくらい味が変わってましたから…。
鍋は、鴨のソップ仕立て。ソップというのは鶏ガラダシのことだとメンソールは思っていたのですが、スープ(soup)という言葉が入ってきた時になまってソップと伝えられたとか。鶏のスープをベースにしてコーン独特の旨みと甘みが絶品のスープでした。たぶん、鴨の臭みを消すという目的でも使われていると思うんですけど、コーヒーフレッシュも使ってあるとのことでした。鴨肉にも合うし、野菜達の味も引き立ててくれるし、素晴らしかったです。
蒸し物は蕪蒸し。鱈白子、百合根、金柑の濃厚な味が楽しめました。
酢物は河豚徳利蒸。やっぱりちり酢が旨いです。止椀は納豆汁で、御飯は合鴨御飯。韃靼蕎麦や舞茸、榎木まで入っていて、素朴だけど、鴨の旨みはしっかりあると言ったご飯でした。ちなみに韃靼蕎麦というのは、モンゴルやネパールなどの中央アジアで古くから栽培されている蕎麦の仲間らしいのです。
口直しにはイチゴ、キウィ、あんぼ柿。とてもしあわせな一時でした。
(店 名) ひらかた仙亭
(ジャンル) 和食
(所 在 地) 枚方市大垣内町3-1-20
(電 話) 072-846-3333
(営業時間) 11:00-20:30(座敷)
11:30-20:30(レストラン)
(定 休 日) 水曜日
(ウ ェ ブ) http://www2.ocn.ne.jp/~sentei/index.html