お誘いを受けましたので、JR環状線の福島駅と、大阪メトロ、野田阪神駅の中間くらいにある『くらむぽん お酒とそのおともだち』に行ってきました。このように書くと分かりにくいかも知れませんが、福島聖天通りをかなり奥まで進んだあたりです。なぜか支払はこちらに回ってきましたが…。それはさておき外観です。
『くらむぼん』は、宮沢賢治の作品『やまなし』に登場する謎のフレーズです。店名は『くらむぽん』ですが、日本酒を扱う店と言うことで、アレンジしたんでしょう。余談ですが、上本町のハイハイタウンの中にも『クラムボン』というイタリアンがあります。あとは、原田郁子がボーカルを務めている3人組バンド『クラムボン(Clammbon)』もあります。上本町の『クラムボン』は、宮沢賢治に関連があることは確認しましたが、バンドの方の『クラムボン(Clammbon)』が宮沢賢治と関係があるのかどうかについては不明です。これは、トイレに置かれていました。
この時点では、『くらむぽん』はコースオンリーです。宮沢賢治へのオマージュを込めた『やまなし(6,490円)』と『イーハトーブ(8,690円)』の、2つのコースが用意されています。今回は、『やまなし(6,490円)』をオーダーしました。
最初の一杯はこれです。最初はビールから始めることが多いんですが、これは濁り酒のビール割りです。ビールと言えば、ホップに由来する苦みが特徴なんですが、ジンジャーエールとか果汁とかで割ると、あっさりと苦みを放棄してジュースのような顔をしたりします。濁り酒のビール割りは、ビール独特の苦みは残したまま、濁り酒の甘みを身に纏うと言ったような感じになります。
最初の膳です。ブログを書くので、食事をしたらどんなものがでたのかについては記憶するんですが、今回は、余りにも品数が多いのでそのすべてについて記憶するのはのは断念しました。
右下にある最中の中身はこんな感じです。
今回の、最初の日本酒はこれです。おにぎりだそうです。
このように袋に入ったものが出てきました。シャカシャカポテトだそうです。スパイスと芋が入っているので、それを振ってから食べるという演出です。
入っていたのは、こんな感じの海老芋でした。よく見るフライドポテトが出てくると思ったので意表を突かれました。味付けの方も、雲丹塩と言った感じでした。
これは、紅白歌合戦をモチーフにした料理です。上のキャビアのようなオリーブオイルが証明、したのわさび塩がスモーク、左右の大根と人参が、白組&紅組と言うことらしいです。楯になっている2本の蕎麦がワイヤーを表し、吊り下げられているのは小林幸子という想定なんですが、衣装が派手すぎて、小林幸子本人はまったくその存在が分からず、マイク(シメジ)だけが見えていると言うことらしいです。多少、無理があるような気がするのと、これを説明するサービス担当の苦労は計り知れないものがある様な気はするんですが、楽しいから良いです。
日本酒ですが、新政が4本あったので、4本ともいただきました。新政は高いのでグラスですが…。いずれも素直で綺麗な日本酒でした。酸味も若干あるんですが、日本酒ではなくて白ワインを思わせる感じです。するすると飲めてしまうので、ちょっと危険かも知れません。
なまことなめこの酢の物だそうです。酢の物と言っても、ぎりぎり酸味を感じる程度と言った感じで、刺激的な酸味ではありません。
たぶん、ここまでがメニューに書かれているつかみの5品だと思われます。これがさかなの肴でしょう。上から鱈の白子南蛮漬け、締め鯖、焼き穴子です。
日本酒は、女将のお勧めに従って日高実です。
これが小鉢だと思われますが、おからです。しっとりとした感じに仕上がっています。
これはコース外で、メールマガジンを登録した人へのプレゼント料理です。こう言う場合、次回から割引とかの特典が付く場合が多いと思うんですが、即日特典があるというのは嬉しい限りです。
器はこんな形です。
上にあるのは、自家製がんもどき、下は米なすです。
あて盛りと書かれてはいますが、強肴ですね。納豆麹漬け、胡瓜エシャロット味噌がけ、黒豆のおひたし、見えにくいですがチーズ味噌漬け、それに被さっている緑色のものがあん肝バターチップス、赤かぶ漬け、栗チップス、干しいちじくバターです。
〆ものです。いや~、堪能いたしました。
(参考)