日本橋にある老舗の割烹で、ミシュランの一つ星も獲得したらしいです。今回はお誘いをいただいたので行ってきました。このあたりは、最近の人気スポットである裏難波に近いこともあるので、徹底的に歩き回りましたし、『藤久』の場所も確認していたりはしましたが…。
さて、裏路地にある店の暖簾をくぐると、そこには自動ドアがあったりするので、ちょいと残念だったりします。やはり手動で開けるドアであってほしかったりするんですけど、最近は脚の悪い方のために、二階の座敷席をテーブル席に改装したりしているそうです。店内は、昔ながらの佇まいのあるカウンター席になっています。窮屈に感じたりする人もいるようなんですが、メンソールは平気でした。
今回は7,000円のコース。一品目は長いも。かけられているのはごまを使ったペーストです。
二品目の椀ものは、潮汁でした。見事でした。だしの具合もタイの味も…。吸い口もすばらしかったです。椀物に柚子などが乗せられている場合がありますが、これは、椀の端に箸で押さえて、そこから汁を吸うわけです。すると良い香りを楽しむことができるわけです。なので、吸い口というわけですね。逆に、生姜とか山葵が吸い口というのは若干の違和感があったりします。
三品目は造りの盛り合わせ。イカとウニと炙りマグロです。何度か言ってますけど、メンソールはクラッシュアイスの上に造りを並べるのは好きではないです。刺身が水っぽくなったり、氷と接触しているところとそうでないところの温度差が気になったりするからです。料理の方はイカのコリコリ感、ウニのトロトロ感のコントラストがなかなかにセクシーでです。マグロの方も炙られているので、脂の旨みを十分に感じ取ることができます。
四品目の八寸は、薩摩芋、蓮根の黄身鋳込み、サーモン、穴子などで、いずれも良い味でした。老舗の割烹ですので、どの料理を食べても特段に飛び抜けたところはないけれど、それぞれに吟味されていて安心して食べ進めることができます。
五品目は白身魚とコーンの揚げ物です。右端に見えている、少し色の濃い物がコーンです。添えられているのはポン酢でした。メンソールは揚げ物を天つゆではなくてポン酢を使って食べることがたまにあります。たぶん、清涼感を出したかったのではないかと思います。実際に、ポン酢を使ったのは最後の一つだけで、それ以外は何もつけずにいただきましたが…。ポン酢は大好きなので、飲んじゃいました。
六品目は野菜の炊き合わせですが、冷製です。初夏のコースですから、冷製にしたんでしょう。すばらしい一皿でした。
コースでは、このあと飯物になるわけですが、もう一品食べてみたくなったので、焼き物をお願いしてみました。出されたのが軍鶏の醤油焼き。メンソール的には、やや醤油味が勝っているような気がしたんですが、それに負けない軍鶏の旨さがあります。ここまでですでに日本酒は八合オーダーしましたから、一人あたり四合です。
飯物はハモと穴子の押し寿司でした。写真を撮る前に食べちゃったので画像はありません。
最後は和菓子です。和食のデザートは、洋食のようなバリエーションや華やかさが不足しているような気がしますが、やはり和菓子でしめると落ち着きます。ここまで、比較的冷ややかさを感じさせる料理が続いたのに、最後を冷菓ではなく和菓子でしめたと言うことで、コースの終わりを印象づけたかったのではないかと思います。涼を演出するコース料理と、演出の終わりを感じさせる和菓子ですかね。
もちろん、接待にも使えると思いますけど、メンソール的には一人でふらりと訪れたい店だったりします。亭主は寡黙なので、愛想が悪いと感じる向きもあるみたいですが、そんなことはないです。若干の窮屈感も、何となく心地よく感じたりします。
(店 名) 藤久(ふじきゅう)
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央区日本橋2-7-28
(電 話) 06-6632-4037
(営業時間) 11:00-14:00、17:00-22:00
(定 休 日) 水曜日
(カ ー ド) 可
(予 約) ベター
(予 算) 10,000~15,000円
さて、裏路地にある店の暖簾をくぐると、そこには自動ドアがあったりするので、ちょいと残念だったりします。やはり手動で開けるドアであってほしかったりするんですけど、最近は脚の悪い方のために、二階の座敷席をテーブル席に改装したりしているそうです。店内は、昔ながらの佇まいのあるカウンター席になっています。窮屈に感じたりする人もいるようなんですが、メンソールは平気でした。
今回は7,000円のコース。一品目は長いも。かけられているのはごまを使ったペーストです。
二品目の椀ものは、潮汁でした。見事でした。だしの具合もタイの味も…。吸い口もすばらしかったです。椀物に柚子などが乗せられている場合がありますが、これは、椀の端に箸で押さえて、そこから汁を吸うわけです。すると良い香りを楽しむことができるわけです。なので、吸い口というわけですね。逆に、生姜とか山葵が吸い口というのは若干の違和感があったりします。
三品目は造りの盛り合わせ。イカとウニと炙りマグロです。何度か言ってますけど、メンソールはクラッシュアイスの上に造りを並べるのは好きではないです。刺身が水っぽくなったり、氷と接触しているところとそうでないところの温度差が気になったりするからです。料理の方はイカのコリコリ感、ウニのトロトロ感のコントラストがなかなかにセクシーでです。マグロの方も炙られているので、脂の旨みを十分に感じ取ることができます。
四品目の八寸は、薩摩芋、蓮根の黄身鋳込み、サーモン、穴子などで、いずれも良い味でした。老舗の割烹ですので、どの料理を食べても特段に飛び抜けたところはないけれど、それぞれに吟味されていて安心して食べ進めることができます。
五品目は白身魚とコーンの揚げ物です。右端に見えている、少し色の濃い物がコーンです。添えられているのはポン酢でした。メンソールは揚げ物を天つゆではなくてポン酢を使って食べることがたまにあります。たぶん、清涼感を出したかったのではないかと思います。実際に、ポン酢を使ったのは最後の一つだけで、それ以外は何もつけずにいただきましたが…。ポン酢は大好きなので、飲んじゃいました。
六品目は野菜の炊き合わせですが、冷製です。初夏のコースですから、冷製にしたんでしょう。すばらしい一皿でした。
コースでは、このあと飯物になるわけですが、もう一品食べてみたくなったので、焼き物をお願いしてみました。出されたのが軍鶏の醤油焼き。メンソール的には、やや醤油味が勝っているような気がしたんですが、それに負けない軍鶏の旨さがあります。ここまでですでに日本酒は八合オーダーしましたから、一人あたり四合です。
飯物はハモと穴子の押し寿司でした。写真を撮る前に食べちゃったので画像はありません。
最後は和菓子です。和食のデザートは、洋食のようなバリエーションや華やかさが不足しているような気がしますが、やはり和菓子でしめると落ち着きます。ここまで、比較的冷ややかさを感じさせる料理が続いたのに、最後を冷菓ではなく和菓子でしめたと言うことで、コースの終わりを印象づけたかったのではないかと思います。涼を演出するコース料理と、演出の終わりを感じさせる和菓子ですかね。
もちろん、接待にも使えると思いますけど、メンソール的には一人でふらりと訪れたい店だったりします。亭主は寡黙なので、愛想が悪いと感じる向きもあるみたいですが、そんなことはないです。若干の窮屈感も、何となく心地よく感じたりします。
(店 名) 藤久(ふじきゅう)
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央区日本橋2-7-28
(電 話) 06-6632-4037
(営業時間) 11:00-14:00、17:00-22:00
(定 休 日) 水曜日
(カ ー ド) 可
(予 約) ベター
(予 算) 10,000~15,000円