大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

オーソレイユ・クーシャン(ビストロ/四天王寺)

2013年06月24日 18時23分27秒 | フレンチ
 四天王寺参道にある、ドゥ・プラ一本のビストロです。ドゥ・プラというのは2皿コースで、前菜、メインをそれぞれ何品かの中から選ぶスタイルです。ディナー・コースは3,500円。セレクトによっては追加料金が必要になる場合もあります。
 
 メンソールは、まずメイン(主菜)を選んで、そこから逆算して前菜を決めていくんですが、今回はメインを選ぶのにかなり手間取りました。子鴨胸肉、ウサギもも肉、もち豚ロース肉、羊肉、和牛のホホ肉、和牛ミスジと魅力的なメニューばかり並んでいるので…。どれくらい難航したかというと、食前酒としてオーダーしたキールを飲み干してしまっても、まだメインが決まらないといった状況でした。

 まずは、アミューズが出されるんですが、つぶ貝と水ナスを使ったものです。




 今回は、二人で行ったので、前菜二種類、主菜二種類、デセールも二種類ということになっています。まずは、前菜の一つ目ですが、縞鰺を使ったマリネです。




 前菜の二つ目ですが、新玉ねぎのムース、トマトのクーリーです。トマトや果物を裏ごししてピューレ状にしたものをクーリーと言います。クーリー・ド・トマトですかね。玉子の白身料理のように見えるのが新玉ねぎのムースです。柔らかく、はかないほど甘いですが、酸味のあるトマトのクーリーとものすごくマッチします。生ハムが乗せられているんですが、その塩味ともものすごく合います。生ハムですので、塩味だけではなくてハムの、蛋白質の旨味もしっかりとあって、もう至極です。この料理を食べることが出来ただけで、この店に来た意味があったというものです。




 主菜の一つ目は和牛ミスジのポワレです。この料理はプラス800円です。ミスジは説明の必要はないと思いますが、肩バラの一部で希少部位です。脂の融点が低いらしく、脂の甘味がしっかりと味わえる部位ではあるんですが、それでも、これほどしっかりと脂の甘味、肉の旨味のある肉は久しぶりだったりします。




 主菜のもう一つは、フランス産子鴨野胸肉ローストです。柔らかく、旨味も十分にあり、鴨肉に特有の軽い苦みもしっかりとあります。ドゥ・プラと言うこともあるんでしょうが、ボリュームたっぷりです。



 
 デセールですが、こちらは三種盛り。



 
 こちらは杏のクレープだそうです。手前にあるのは牛乳のアイスクリームです。



 
 これらの料理が3,500円というのは絶対に嘘だと思えるくらいに旨いです。メンソール的には、2013年の上半期、フレンチのベストスリーの一角です。とは言いつつ、2013年、フレンチは『グランシャン』、『エクスキ』とこちらですから、三軒しか行ってませんが、今年のフレンチは、本当にレベルが高いです。
 

(店  名) オーソレイユ・クーシャン(au soleil couchant)
(ジャンル) フレンチ(ビストロ)
(所 在 地) 大阪市天王寺区四天王寺1-14-25 インターシティ夕陽ヶ丘102
(電  話) 06-6776-8616
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-21:00
(定 休 日) 水曜日
(座  席) カウンター3、テーブル14
(予  算) 5,000~10,000円
(予  約) ベター
(ウ ェ ブ) http://blog.livedoor.jp/couchant/

(参考)
オーソレイユ・クーシャン(2)(ビストロ/四天王寺)

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