奄美大島の近海にもかってはジュゴンが生息していて、幕末に島流しで奄美大島に来た名越左源太と言う人の書いた南島雑話にも海馬(ザス)として登場しています。
ジュゴンは1960年、奄美大島北部の湾で捕らえられ地元の人はその肉を食べたとのこと、これが奄美大島でジュゴンの目撃例最後だ、当時の新聞に顔は馬、体は魚の珍獣獲れると書かれていたのを小学生の頃読んだ記憶があります。
さて、このウミヒルモはジュゴンの好きな海草だそうで、かってジュゴンが捕らえられたという湾に生えていました。
ウミヒルモ トチカガミ科 写真、楕円形の葉
砂地を地下茎で生え、葉は2枚づつ出る
海草とは地上の植物と同じく花が咲き、実が出来、種子で増える、海藻(カイソウ)と間違わない様に、海草はウミクサと呼ぶことが定着しつつある。