2月3日
昨日は結局、資源ごみを生協の回収箱に持って行っただけ。
三日に一度の「宴会の日」、ということで、田舎では頻繁に食べていた沖イワシ(こっちではキスに似ているから「似ギス」というらしい)を買って、文字通りの酒の肴にする。
それにしても田舎では十匹くらいで三百円ほどだったと思うが。まあ、串を打って焼いてあるのだからしょうがない。
焼いてない方がいいのだけれど、沖「イワシ」の名の通り、傷みが早い。鯖のように蕁麻疹が出るようなことはないが、少し古くなると煮ても焼いても身がボロボロに崩れて、味も悪くなる。新しいものをすぐに焼いてしまうのが一番長持ちする。新しいのは普通に煮ても美味い。瀬戸内では獲れないから、兵庫県でも日本海沿岸の人でないと食べる機会がない。珍しく見つけることがあっても、みんな焼かれている。
いい調子で酒を呑んで、うたた寝はしなかったと思うが、その割に眠くならず、2時過ぎまで起きていた。
が、さすがに寝なきゃ。老体だ、体力を過信しちゃならない。
何より、明日は歯科に、それも10時に行かなきゃならない。寝過ごしたら大変だ。
ひどく眠くなった時に、たまに起こる、目の回るような感触があった。
普段のそれは、酷く酔っ払った時の一瞬平衡感覚が鈍ってよろめく様なものだが、数年前、これの酷いのに襲われた。
目に映る景色が一方向に流れ続け、立っていられなくなる。
勿論、立っていられないくらいだから歩けない。這って移動するしかない。
突発的な平衡感覚異常で、疲労が原因らしい。何でも三半規管に異常が起こるんだそうだが、そんなことを聞いても三半規管が「そういうことだ。分かったか!」と、臍を曲げるのをやめて正常に動き出すわけでなし。
一番困るのは、そのままで「目が回るゥ~」と慌てていると、乗り物酔いと同じ症状が出てくるということだ。つまり、気分が悪くなり、吐く。用足しにも這って行かねばならないし、用を足そうと坐っても転倒しそうで気が気じゃなくなる。死にはしないけど、長時間続く乗り物酔いってのはもう何とも・・・・。
数年前にこれになって、「大変だ、どうしよう」と大いに慌てた。同じ症状で入院した上司があったから、その時に聞いたことを思い出して方策を考えた。何よりの大問題は景色が流れるので「酔ってしまう」こと。
じゃ、酔わないようにするには、景色が流れなきゃいい。船、飛行機、バス等で酔うのは身体が揺さぶられるからだ。脳も一緒に揺さぶられている。
けど、今の異常は別に脳を揺さぶられているわけじゃないし、身体だって揺さぶられてない。
じゃ、景色を見なきゃ良い。早い話が目を閉じて頭を動かさなければ、三半規管も暴走のしようがないだろう。
そういうことで、以前、日記を書いた。
まずは「慌てるな」。「じっとして平静を保て」。
次回はその時の日記を転載してみる。