6月6日(火)
一昨日6月4日(日)、東条まで車で行った。
夜、数週間ぶりに何となく耳掃除を始め、いつものように綿棒を左右各二本使って終わる。
翌朝、まだ耳の中がきれいになってないような気がして改めて掃除をする。
使った綿棒を見ると汚れが残っている風ではない。でも、まだ何だか耳垢があるような気がする。耳に触ると何だか知らん、ゴロゴロ音がする。
先日来、数回耳を引っ張ったので耳の軟骨が頭骨から剝がれてしまったのかもしれない。顎を動かしたり耳に触ったりすると音が出る。
勿論、頭の中で響いているだけのことで、外にごろごろ雷みたいに響いて・・ということではない。
軟骨だから、また数日でくっつくとは思うが。とにかく気障りだ。
というわけで今朝は、東条まで行ったことより耳の方が気になっていた。
気になって日記も書けなかった。・・・・は盛り過ぎ。
でもまた耳が変になったら、これは面倒なことになる。何故って、三半規管に問題が起きると平衡感覚が怪しくなる。平衡感覚が怪しくなれば立って歩けなくなる、ということは以前に何回も書いた。
三半規管に問題が起きた時は、目を開けていれば入ってくる景色は常に流れていて、乗り物酔いみたいになる。そうなるとバイクは言うまでもなく、車なんかも乗れなくなる。車ならまっすぐ走れなくなるし、バイクなら走ることすらできなくなる。
歩きゃ良いようなもんだが、平衡感覚がおかしくなると立つことすらできなくなるんだから、歩けるわけがない。匍匐前進で出掛ける?
耳の具合が初めて悪くなったのは中学生の時だった。
夏、市民プールで何度か泳いだ(と言っても水遊び程度)。
或る時、散々遊んだ後、左耳に入った水を抜こうとして片足立ちで何度も撥ねたのだが、どうしても抜ける感触がなかったことがある。
それでも、数時間もすれば気付かないうちに抜けて違和感もなくなる、後はきれいに忘れてしまう、というのが普通だった。
その時は違っていた。翌日になっても違和感がある。まだ耳に水が残っているような気がする。気、だけではない、本当にまだ動くとガサガサ音がする。
気味が悪い。気味が悪いけれど痛くはないから黙っていた。
確か二日くらい経ってから。流石にその頃にはガサガサ音がする、なんてことはなくなっていた。音はしないけど何かの拍子に左耳が痛くなる。
中学生でも、これは耳に残っていた水のせいで炎症が起きているに違いない、という予想くらいはできる。
「放っておけば中耳炎になって鼓膜が溶けて耳が聞こえなくなって・・・ひぇ~~っ!」
・・・この辺になるとやっぱり中学生。
ということで耳鼻科へ。
診断結果は、外耳に起こった炎症。つまり「外耳炎」。
そんなものがあるのか。外耳でもあんなに痛かったんだから、中耳炎なんてのは本当に痛くて泣きそうになるんじゃないか。
とにかく中耳炎になるまでの道のりは遠いけれど、放っておけばひどくなるのは事実。「大山鳴動して鼠一匹」かもしれないけれど、鼠一匹だって病気は病気だ。治療しなければ治らない。
耳に棒を突っ込まれて炎症止めの薬を塗られる時の痛さは、歯の治療時の数分の一程度だったけれど、それでも痛いものは痛い。随分、閉口した。
薬の塗布は三回くらいだったろうか。治療はあっけなく終了した。
(続く)