CubとSRと

ただの日記

2023年06月15日 | 日々の暮らし
 6月7日(水)

 3時頃、急に空腹感に襲われる。
 ただ空腹、というのではなく、高校生の頃度々経験した、気分が悪くなるような大袈裟な空腹感。

 「今食べなきゃ。空腹のあまり飢餓状態になって目が回って意識を失って転倒する。そのまま死んでしまうかも!!」
 そんな危機感が付いて回る空腹感。
 中高生の頃は何度もそんな経験をしたけど、現実問題、死ぬことも卒倒することもなく大人になった。

 当然、そんな強迫観念もすっかり忘れていたけれど、数十年ぶりに蘇ってきた。
 勿論、そんなことで死ぬなんてことはないと実体験から十分に知っているし、実際死んだ経験は、ない。今これを書いているのが死んでない証拠だ。
 ちょっと何か食べればいいのだ。チョコレートの一欠けでも飴玉の一個でも良い(今日は家にないけど)。
 まあ、ちょっと辛抱したら夕食だ、うどんを一玉温めて「かけるだけで良い」というたれをかけて食べたら収まるだろうと放っていた。

 三十分ほど経って(ほら、やっぱり死んでない)目論見通り、うどんを一玉温め、「柚子胡椒だれ」というのを掛けて食べ始めた。
 が、食欲がわかない。食欲なんかなくても一口食べればその勢いで全部食べてしまうのが普通なのだが、どうもおかしい。

 遂に半分食べたところで啜るのを止めた。
 こんなこと滅多にない。いや、自慢じゃないがここ数十年、食べ過ぎることはあっても「食欲がわかなくて食べられなかった」なんてことは全くない。
 これはマズい。

 「もしかしたら」と思った。汗をかいている。冷や汗だ。
 ということは食あたり?
 そうとしか考えられないが、朝、変なものは食べてない。いつもの物ばかりだ。
 あ!空腹時に酸味の強いものを食べたら気分が悪くなるっていうけど、それかな?

 いずれにしても気持ちが悪くなりそうだからトイレに籠ることにした。
 籠ったからと言って苦情を言う同居人はいないから問題はない。逆に、だから籠ったままあの世の招きに応じないよう、気をつけねば。(どう気を付けるんだ?)

 そして予測通り段々に気分が悪くなり、吐いた。
 と言っても、うどんを半分しか食べてない。だから、未消化のうどんが少し出てきただけだ。
 吐くと気持ちの悪さは嘘のように収まった。残っているのはほぼ空になった胃袋と吐いた時の苦しさから涙の溜まった目。

 いや、一つ重大問題が発生している。
 吐いた時、噎(む)せて、また吐瀉物が僅かながら喉(?)に残ったことだ。これ、吐くか飲み込むかしないと誤嚥から肺炎へ、とならぬとも限らない。何しろ簡単に肺炎になってしまうお年頃、高齢者真っ只中だ。

 鼻うがいをしたり頑張って咳をしたりしてみたが、どうもすっきりしない。
 無理に咳をし過ぎて喉を傷め、明日の朝までに発熱したりすれば、既に気管支炎を起こしているか肺炎一歩手前ということだから、そうなればこの世とおさらば、となるかも。
 杞憂?いや、「おひとり様」ってのはそういうことだろ?


 ・・・・なんてことを考えながら、寝る。
 
 
 

 
コメント
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