宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

出荷間近!プンタレッラ,美味しく生長中!

2010年11月05日 16時22分37秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 1029日,丸森町においてJAみやぎ仙南西洋野菜研究会「プンタレッラ現地検討会」を開催しました。

 今年は早生種10アール,晩生種35アールの計45アールが栽培されており,8月下旬から9月上旬にかけて定植が行われました。今作は定植後の好天の影響からか生育が順調に進み,早生種は早いものでは出荷適期を迎えています。研究会では農薬節減栽培に取り組んでおり,防虫ネットの展張や病害虫の早期発見・防除などの生産者の努力により,病害虫の被害も少なく品質は良好です。

宮城県ではイタリアローマ県との交流を契機に,丸森町を中心に平成18年からプンタレッラの栽培に取り組んでいます。平成21年にはJAみやぎ仙南西洋野菜研究会(菅野範夫会長,会員14名)を設立し,現在はプンタレッラをはじめ,タルディーボ,カーボロネーロ,トレビスなどの西洋野菜の栽培にも取り組んでいるほか,ブログ「プンタくん日記」(http://blog.kahoku.co.jp/shokuweb/punta/)の運営も行い,産地からの積極的な情報発信に努めています。

 普及センターでは,今後も試験研究機関やJA等の関係機関と連携を図りながら,研究会の発展を支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 

       TEL0224-53-3431 FAX0224-53-3138

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みんなで元気な上川名を他地域へ波及

2010年11月05日 14時03分10秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

  柴田町上川名集落では,10月29日,柴田町上川名地区活性化推進組合(今年7月16日発足)の役員と「縄文の幸」部会員(女性部)の皆さんを対象に,みんなで元気な集落営農支援活動を実施しました。この活動は、民俗研究家の結城登美雄氏を地域プロデューサーに、今後の地域づくり等について話し合っていこうとするものです。
  前回までの助言をうけて集落内で話し合った結果,農村レストラン開業に向けた弁当づくりや集落内有志で活性化推進組合を設立し,蛍鑑賞会を実施するなど集落独自の取組をすすめてきました。
  この日は,部会員から経験を積んだ弁当づくりの成果が披露され,農村レストランならではの味わいや「つる菜のキムチ和え」のように一工夫されたアイディアが,参集者に大絶賛されました。                                    
  アドバイザーからは,「上川名ならではのメニューづくりに,この地域の環境が良いからこそ自生している食材をもっと活かすべき」との助言をいただきました。また,弁当の原価を計算する際,原料の自家生産物を低価格で試算しているため,一人前の量目が多くなりすぎ,実質的に原価割れする傾向があり,再生産できる価格で試算するよう話されました。
  今後「縄文の幸」部会では,自家生産物を原料として適正に評価するなど,皆で楽しむことに加え再生産できる価格設定をしていこうという意識が芽生えてきました。
  柴田町では,次年度以降この内発型地域活性化の取組を周辺地域に波及させていく予定です。

〈連絡先〉    大河原地方振興事務所農業振興部農業振興班
            大河原農業改良普及センター 地域農業第一班   
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138


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