10月29日,丸森町においてJAみやぎ仙南西洋野菜研究会「プンタレッラ現地検討会」を開催しました。
今年は早生種10アール,晩生種35アールの計45アールが栽培されており,8月下旬から9月上旬にかけて定植が行われました。今作は定植後の好天の影響からか生育が順調に進み,早生種は早いものでは出荷適期を迎えています。研究会では農薬節減栽培に取り組んでおり,防虫ネットの展張や病害虫の早期発見・防除などの生産者の努力により,病害虫の被害も少なく品質は良好です。
宮城県ではイタリアローマ県との交流を契機に,丸森町を中心に平成18年からプンタレッラの栽培に取り組んでいます。平成21年にはJAみやぎ仙南西洋野菜研究会(菅野範夫会長,会員14名)を設立し,現在はプンタレッラをはじめ,タルディーボ,カーボロネーロ,トレビスなどの西洋野菜の栽培にも取り組んでいるほか,ブログ「プンタくん日記」(http://blog.kahoku.co.jp/shokuweb/punta/)の運営も行い,産地からの積極的な情報発信に努めています。
普及センターでは,今後も試験研究機関やJA等の関係機関と連携を図りながら,研究会の発展を支援していきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138