いちごIPM推進の一環として,米山町いちご部会が平成23年産促成いちごで,ミヤコカブリダニとチリカブリダニの同時放飼を実施しました。
同部会では,試験的にミヤコカブリダニを60a程度の栽培面積に導入しており,カブリダニの効果を確認済みであることと,1戸当たりの栽培面積が30~100aと大きくこれまでの薬剤防除では労力的に大変であることから天敵の導入に踏み切りました。
通常,天敵を導入して成功させるためには「対象害虫を限りなく0(ゼロ)にしてから天敵を放飼すること」が必要です。これまでは,天敵の放飼前に薬剤防除によって対象害虫をほぼゼロにしてきましたが,農薬散布のみでは卵などが残ってしまうことがあり,天敵導入が失敗する事例もあったようです。
今回,当部会では,①ミヤコカブリダニを基本として導入し,②農薬で取りこぼしがあった場合に捕食性の高いチリカブリダニで補完させたい。③このことから,ミヤコとチリの同時放飼する方法を生物農薬メーカー(アリスタライフサイエンス(株))の協力で実施することが出来ました。
この取り組みで天敵導入が60aから一気に230aまで進みました。今月上旬に放飼が終了し観察中ですが,今後のダニ防除効果と薬剤散布の低減・作業省力化に向けて期待されています。
宮城県登米農業改良普及センター
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522
E-mail:tmnokai@pref.miyagi.jp
同部会では,試験的にミヤコカブリダニを60a程度の栽培面積に導入しており,カブリダニの効果を確認済みであることと,1戸当たりの栽培面積が30~100aと大きくこれまでの薬剤防除では労力的に大変であることから天敵の導入に踏み切りました。
通常,天敵を導入して成功させるためには「対象害虫を限りなく0(ゼロ)にしてから天敵を放飼すること」が必要です。これまでは,天敵の放飼前に薬剤防除によって対象害虫をほぼゼロにしてきましたが,農薬散布のみでは卵などが残ってしまうことがあり,天敵導入が失敗する事例もあったようです。
今回,当部会では,①ミヤコカブリダニを基本として導入し,②農薬で取りこぼしがあった場合に捕食性の高いチリカブリダニで補完させたい。③このことから,ミヤコとチリの同時放飼する方法を生物農薬メーカー(アリスタライフサイエンス(株))の協力で実施することが出来ました。
この取り組みで天敵導入が60aから一気に230aまで進みました。今月上旬に放飼が終了し観察中ですが,今後のダニ防除効果と薬剤散布の低減・作業省力化に向けて期待されています。
宮城県登米農業改良普及センター
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522
E-mail:tmnokai@pref.miyagi.jp