大崎市にある古川黎明中学校では,学校近くの田畑を借り「黎明田畑(れいめいでんぱた)」と名付け,水稲,野菜などの農業体験学習を行っています。本年度で5年目を迎えるこの取組みは,全学年のカリキュラムに取り入れられ,栽培から加工,学園祭での販売など,活動は年々広がりを見せています。収穫したお米は,毎年西アフリカのマリ共和国へ国際支援米として贈られています。
平成22年10月28日には,全校生徒による収穫祭が行われ,栽培指導者である指導農業士の佐々木良司氏と普及センターも招かれました。収穫祭では黎明田畑で収穫した食材から作られたさつま汁などが振る舞われました。栽培管理は28人の生徒からなる田畑委員が中心となって行われましたが,田畑委員より今年の活動紹介とマリ共和国への支援米の取り組みについてスライドで説明されました。
また,田畑委員の代表からは,栽培指導への感謝とともに,農業の難しさを感じたこと,農業に対する見方が変わり貴重な体験ができたこと等が話され,今年の反省点を来年に繋げたいと話されました。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910