宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農業体験学習の収穫祭が行われました

2010年11月12日 18時14分41秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 大崎市にある古川黎明中学校では,学校近くの田畑を借り「黎明田畑(れいめいでんぱた)」と名付け,水稲,野菜などの農業体験学習を行っています。本年度で5年目を迎えるこの取組みは,全学年のカリキュラムに取り入れられ,栽培から加工,学園祭での販売など,活動は年々広がりを見せています。収穫したお米は,毎年西アフリカのマリ共和国へ国際支援米として贈られています。
 平成22年10月28日には,全校生徒による収穫祭が行われ,栽培指導者である指導農業士の佐々木良司氏と普及センターも招かれました。収穫祭では黎明田畑で収穫した食材から作られたさつま汁などが振る舞われました。栽培管理は28人の生徒からなる田畑委員が中心となって行われましたが,田畑委員より今年の活動紹介とマリ共和国への支援米の取り組みについてスライドで説明されました。
 また,田畑委員の代表からは,栽培指導への感謝とともに,農業の難しさを感じたこと,農業に対する見方が変わり貴重な体験ができたこと等が話され,今年の反省点を来年に繋げたいと話されました。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4Hクラブによる農業大学校生との視察研修会・交流会の開催

2010年11月12日 18時06分51秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 古川地区農村青少年クラブ(4Hクラブ)では,平成22年10月2日(土)に先進農業体験学習を行っている農業大学校生も参集して視察研修会及び交流会を開催しました。これは,農業後継者が資質向上と交流を目的として,今年新たに実施したものです。農業大学校生は,大崎管内の農家で40日間の体験学習を行っている実習生です。
 当日は4Hクラブ員8人,農業大学校生5人が参加しました。視察研修では農家直売所,施設園芸農家,酪農家を訪問し,経営の概要や農業に対する考え方を話していただきました。視察先農家との質疑応答や,クラブ員と農業大学校生との意見交換も活発に行われ,農業経営の実際を学び,交流を深めました。
 交流会では,4Hクラブ員と農業大学校生が野外で一緒に芋煮を作りながら懇親を深め,思い出深い交流会となりました。 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グラウンドカバープランツの現地検討会を開催

2010年11月12日 17時07分00秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 大崎市の西荒井上営農組合(構成員30戸,水田面積44.77ha)は,水稲と転作大豆で集落営農に積極的に取り組んでいます。高齢化にともない,水田のけい畔や水路法面の除草の負担が増大しつつあるため,対策としてグラウンドカバープランツを試験的に導入しました。草種は古川農業試験場で実績のあるティフブレア(センチピードグラス)を選定。平成22年6月22日の定植後,高い温度と日照に恵まれ,8月下旬には法面の全面を覆いました。平年ですと3回行っている草刈りが軽作業の雑草抜きですみ,労働力が大幅に軽減され,生産者も大満足の結果となりました。そこで,普及センターでは,グラウンドカバープランツの普及を図るため,西荒井集落の農業者をはじめ,県内の普及センター等の関係者を対象に現地検討会を開催しました。
 参加者からは何年もつのか?冬は枯れるのか?病害虫の温床にならないのか?等,多数の質問があり,グラウンドカバープランツに対する関心の高さが感じられました。                                         <連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910                                                                                                                                         (上段写真)ティフブレアの生育状況                        

(下段写真)試験場から栽培方法の説明(右側法面がティフブレア)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成22年度第1回大崎地域普及活動検討会を開催

2010年11月12日 16時49分54秒 | その他

 大崎農業改良普及センター(以下:普及センター)では、普及活動の総合的な評価を行い、効果の上がる普及指導活動を推進するため、農業者、学識経験者、関係機関等の代表者による大崎地域普及活動検討会を設置しており、今年度は10月20日(水)に第1回検討会を開催しました。
 検討会では、はじめに「大崎市西荒井上地区のグラウンドカバープランツの生育状況」、「加美町平柳地区の【加美町土づくりセンター】堆肥施用の白菜の生育状況」について現地調査を行い、総合討議では9つのプロジェクト課題を中心に普及指導活動に対する検討を行いました。
 委員からは、「水稲疎植栽培では具体的に低コスト化の成果が見られた。他の現場にも普及して欲しい。」等、普及センターの活動に対する理解と評価をいただく一方、「地球温暖化に対応する技術的支援が欲しい」、「実証ほは国道沿いなど目立つ場所に設置して欲しい」などの具体的な提言を数多くいただきました。
 今後、普及センターでは、これらの意見を参考に普及活動をさらに効果の上がるものにしていきます。         <連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター    地域農業班TEL:0229-91-07256~7 FAX:0229-23-0910

(上段写真:グラウンドカバープランツ実証ほ場)

(下段写真:堆肥施用の白菜試験ほ場)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登米地域のキャベツほ場でGAP婦研修会が開催されました

2010年11月12日 14時21分12秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 10月21日に県農産園芸環境課主催のGAP研修会が登米市内を会場に開催されました。
 午前中は米山町のアグリピア館に於いて新潟県で農業経営をしている「有限会社 穂海」代表取締役の丸田洋氏からGAPとは何か,GAPに取り組む際の注意点など講演を受けました。
 午後の部は米山にあるJAのキャベツ集荷所からびキャベツ部会長の生産ほ場及び作業場・農薬保管庫などを丸田先生からチェックしてもらいました。集荷所では木製のパレット,集荷されたキャベツ段ボールへ鳥が侵入しないかなどについて質問がありました。部会長宅の作業場では大量の出荷の段ボール箱がコンクリートの上に直に置かれていた点(濡れたりしないか),草刈り機が頭の高さに吊されていた点(作業者が危険),農薬タンクが肥料の上に置かれていた点などがGAP実施の上では重要な改善ポイントとして指摘を受けました。
     
 模擬審査的なチェックに同行していたキャベツ部会員も大変参考になったようで,自分の作業場なども整理しなくてはと言っていました。
     
     宮城県登米農業改良普及センター
     〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
     電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522 
     E-mail: tmnokai@pref.miyagi.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北農村青年会議で本吉地区4Hクラブの高橋氏が最優秀賞を受賞!

2010年11月12日 08時35分39秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  11月4日~5日に福島県福島市で開催された東北農村青年会議において,本吉地区4Hクラブ連絡協議会の高橋浩幸氏が,宮城県代表として意見発表部門で出場しました。高橋氏は,「成功へのカギ,3つの夢(ドリーム)キノコ」と題し,経営環境が厳しくなっている中でシイタケ栽培の経営発展に向けた取り組みについて発表し,見事最優秀賞を獲得しました。
 最優秀賞を受賞した高橋氏は,来年3月に行われる全国青年農業者会議で東北代表として発表を行うこととなっており,さらなる発表内容の充実を図っていきたいと話していました。
 普及センターでは,高橋氏の全国大会での発表や,今後の地域における活動を支援していく予定です。

本吉農業改良普及センター       
地域農業班                   
TEL 0226-46-6902   FAX  0226-46-5140


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする