宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

レストラン料理長の農業現場視察と体験交流

2010年11月16日 10時30分11秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  先進的なアグリビジネス経営体への発展へ向け,普及センターのプロジェクト課題に位置付け支援している,角田市毛萱の農産物直売所「産直広場あぐりっと」を運営する()あぐりっとかくだでは,11月11日に食材を提供している株式会社サンワ・レストラン・クリエイツの会長,社長と各店舗の料理長をお招きし,現場視察と農作業体験交流を行いました。

 「産直広場あぐりっと」を視察後に,阿武隈沿いで春菊等を栽培しているビニールハウスやゴボウの作付け圃場を視察しました。ゴボウ堀取りの体験が行われましたが,不慣れな料理人の方は折らずに掘りとることができず,普段利用している食材を育てて収穫することがいかに難しいかを体感した様子でした。また,栽培している農家の方からは「市場に出回っているゴボウは砂地で栽培した物が多く水っぽい。角田では堀取りに苦労するが粘土質の土壌で栽培していて,味がいい!」といった説明があり,角田産の農産物に対する理解を深めてもらえました。

株式会社サンワ・レストラン・クリエイツ(http://www.sanwarc.co.jp/)では,仙台駅近くにみわ亭,蔵の庄,キリンビアフェスタといった有名店舗を経営しているほか,食材王国みやぎ地産地消推進店認定第一号店の仙台港のキリンビール工場内にあるキリビアポート仙台等,県内に11店舗を経営しており,宮城県産食材の利用を積極的に進めています。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 

       TEL0224-53-3431 FAX0224-53-3138

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙台農業士会研修会~6次産業化への取り組み~

2010年11月16日 09時07分23秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 仙台農業士会(千葉晃彦会長・会員25名)は11月3日に6次産業化の取り組みについて仙台市内で研修会を開催しました。
 元指導農業士の萱場市子さんが経営する農家レストラン「もろや」では,お客様に常に情報発信できるように,材料やメニューに創意工夫を凝らしていることの話を聞きながら,月替りランチをいただきました。
 指導農業士の松元裕子さん宅では,自家生産米をおこわや餅に加工して農産物直売所で販売している取り組みを視察し,付加価値をつけることの重要性について認識を新たにしました。
 最後に,仙台圏域に進出してきた農産物直売所を訪れ,品揃えや店内のレイアウトなど視察しました。午後の時間帯にもかかわらず鮮度の高い農産物が所狭しと置いてあり,購買意欲を掻き立てる店内の雰囲気に大変感心しました。
 会員の多くは,農産物直売所や飲食店等に直接販売しており,いかに付加価値を高めて販売を伸ばしていくかについては共通した関心事で,今回の研修会を通じて様々なヒントが得られたとの事でした。普及センターでは,このような研修を通じ,6次産業化の実践について支援を行っていきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする